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岡田外相の真意 ~陛下からのお言葉をめぐって~ [ヨモヤ]

ネットでニュースを流し読みしていたら、「『陛下のお言葉に触れるとは何事か』自民幹事長が批判」という見出しが目に入った。
一体何があったのかとその記事を読むと、自民党の大島幹事長が、国会開会式での天皇陛下の「お言葉」を巡る岡田克也外相の発言について、「陛下のお言葉にまで触れるとは何事か。うぬぼれ以外の何ものでもない」と批判したというものであった。

はて、岡田さんが陛下のお言葉について何か言ったのだろうか。
あまり心当たりがなかったので関連記事を探すと、要は以下のようなことだった。
つまり岡田外相としては、国会開会式での天皇陛下の「お言葉」について、いつもいつも同じ内容ではなく、陛下のお心をお入れすることができないかと語ったらしいのである。

岡田さんは、
「過去の例を見ても、私の記憶では大きな災害があった1回を除いてはすべて同じごあいさつをいただいている」と指摘し
「政治的な意味合いが入ってはいけないなど、いろいろ難しいことはある」ことは理解しつつ、「陛下にわざわざ国会まで来ていただきながら、同じあいさつをしていただいていることについて、よく考えてもらいたい」と提案したという。

その場の光景を見たわけでもないので、表情や空気などがさっぱりわからないが、字面だけを読む限り、大島自民党幹事長が批判するような「うぬぼれ」的なニュアンスはあまり感じられない。
前例に従って、役人の書いたとおりをお言葉としていただくより、陛下の生のお気持ちを少しでも感じたい、というのは自然な感覚だろう。
皇室には、私などには決して推し量ることのできない、いろいろなことがあるのかも知れないが、多くの国民から敬愛されている陛下のお言葉に耳を傾けてみたいと素朴に思ったりはしてしまう。

少なくとも、岡田外相の言葉を思い上がりとまでとらえる必要はないように思うのだが・・・
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