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それでも竹中さんを支持します [ヨモヤ]

私は、竹中平蔵氏が好きである。
もちろん、彼はタレントではないし、コメンテーターでもないので、好感を持っているとか、応援しているとか、そういう意味で好きなのではない。
彼の考え方や経済分析の手法、社会へのかかわり方が好きなのであり、もっと言えば、彼の行ってきた政策自体も支持しているのである。

ここ2年ほどの、景気が悪くなって以降の小泉竹中バッシングはすさまじいものがある。
そもそも、国家として経済が悪化しているときに、その原因を特定の人間の責任押し付けるという考え方に私は非常な嫌悪感を覚える。
もちろん、国家の中枢にいて、経済の舵取りを任されている人間に一定の責があることは確かであろうが、すでにやめている人間を叩き、自らを正当化しようというやり方は、私の思う美学からは大きく外れている。
しかし、竹中氏にとってみれば、「またか」かも知れない。

思えば、竹中氏は、在任中から叩きに叩かれてきた。
マスコミから、野党議員から、金融機関から、そして与党議員からも。
それでも彼は、役割を全うしたと思う。
不景気の全責任を竹中氏に押し付ける人たちが、金融機関の不良債権問題の解決や、今回の不況に至るまでの史上最長の好況の功績を竹中氏に帰さないのは全く解せないが、きちんと結果も出したと私は感じている。
本人もその自負はあるだろう。

今、竹中氏は、政策ウォッチャーという立場で発言を続けておられる。
その重みや説得力は、自称エコノミストたちや大学教授という肩書きだけでしゃべっているコメンテーターたちとは、断然違う。
竹中氏は、四面楚歌のなか、政策策定のど真ん中で仕事をやり遂げた人であり、そうした人の語る言葉はずしりとひびく。
また、失礼ながら、よく勉強されていること、よく準備されていることにも毎回感心するし、ディベーターとしての能力も非常に高いと思う。

おそらく、竹中氏には嫌われるだけの理由もあるのだろうし、嫌われること自体を人徳のなさとして指摘する人もおられるだろう。
それでも、彼は闘っているし、その闘いは決して無駄ではないと思う。
これからも日本のために闘っていただきたいし、私はそれを見つめていきたい。

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