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「節約疲れ」なんかあるわけがない [経済を眺める楽しみ]

大手百貨店の「初売り」の結果が出た。
雪で大変な地域も多いが、幸い首都圏は好天に恵まれ、各店とも客足は好調だったようだ。
主なところでは、伊勢丹新宿本店が2日の入店客が3%増、三越日本橋本店が5%増、昨年9月に大幅増床した銀座店は40%増、高島屋東京店が3%増と堅調だったらしい。

各店とも、福袋を中心に、売り方に工夫を凝らした結果だろう。
正月早々忙しくて大変だっただろうとは思うが、閑散とした新年にならなくてよかった。

しかし、これをもって消費の復活を信じるまでにはいかない。
売り手側や一部の評論家などは、
「家計に『節約疲れ』が出ているのでは」
などと分析している人がいるが、疲れたから節約をやめられるという程度の経済不振なら誰も苦労はしていない。
給料が上がらない、職が安定しない、先行きが見えない、という状況にあるから節約しているのであって、「いっちょやってみっか」というノリで節約しているのではないのだ。

いくら企業業績が上向いても、消費が盛り上がらないと、景気の回復を実感することはできない。
政界、財界に消費者も一致協力して、お買い物が楽しい国にしていきたいものである。
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