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辞めない覚悟辞めない気魄 [ヨモヤ]

鉢呂経済産業大臣が、原子力発電所視察を巡る失言の責任を取って辞任された。
マスコミの論調は、
「やむを得ない」
「野田総理の任命責任が問われる」
といった内容であり、鉢呂大臣の手腕を惜しむ声は全く無い。

まあ、それはそうだ。
就任9日目というから、手腕など示しようもない。

しかし、と思う。
経済産業大臣といえば、言うまでもなく非常に重要なポストである。
誰でもいいというわけではない。
大臣である以上、我が国のなかで、
経済産業に他を圧倒する識見があり、視野が広く、経済界に広いネットワークを持ち、先見性があり、人間的な魅力があり、豪胆で細心な人がなっているはずである。
ないものねだりをしているわけではない。
皮肉で言っているわけでもない。
国の経済産業政策のトップに立つ人なのだから、飛び抜けた資質を持っていて当然である。
持っていないほうがおかしい。

おそらく、鉢呂大臣も、強い思いとやっていきたい政策をお持ちだったはずである。
であれば、辞めない覚悟をお示しになってほしかったようにも思う。
これからの経済産業政策によって判断してほしいと、辞めない気魄をお示しになってもよかったようにも思う。

もちろん、国会審議への影響などもあり、個人的な思いだけで職にとどまれない事情はよくわかる。
しかし、経済産業政策のトップに立つ方が、すぐにお辞めになってしまうのは、どうにもいたたまれない思いにさせられる。
大臣を育てる仕組みも、我が国には欠けているのだろうか。
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