祝 世界一！ ～女子野球 ワールドカップ４連覇 ～

日曜日のニュースは、全米プロテニスでの錦織の決勝進出の話題一色だった。
朝はもちろん、昼も夜も、錦織錦織だった。
私にとっても大変うれしいニュースで、いろいろな番組をはしごして見た。

しかし、残念だったのは、女子野球のワールドカップ４連覇を取り上げるニュースがなかったこと。
なんといっても世界制覇である。
サッカーのなでしこジャパン並みとはいかなくても、もう少し取り上げてほしかった。

アメリカとの決勝の模様は、ＢＳ朝日で放送されていたので、一喜一憂しながら見守った。
想像以上の好プレーの数々に、見ているこちらもどんどん熱くなった。

もちろん、スピードやパワーは、男子には遠く及ばない。
投手のストレートは、120ｋｍくらいである。
しかし、コントロールが素晴らしい。
なんとかストライクを取るというレベルははるかに超え、きちんと両サイドを投げ分ける。
２ボールから、変化球でストライクを取ることなど、お茶の子さいさいである。

守備も華麗である。
土のグランドで、しかも雨上がりであるという難しいコンディションにも関わらず、ゴロをきちんと処理していく。
各選手の肩の強さも特筆もので、サード、ショートから、いい送球が一塁に送られる。

女子の選手が、ここまでのレベルになるのには、どんな苦労があっただろうと、思いをはせる。
男子と違って、練習環境には恵まれていない。
自分でそうした環境を望み、自ら作り、自ら努力を強い、数々の犠牲のなかでそれを継続していかなければ、こんなプレーはできない。
それを思うと、彼女たちの強さに、心を打たれる。

サッカーと比べて、国際的な広がりがないのが注目が広がらない大きな原因であろう。
今回のワールドカップも、実質的にはアメリカとの２強対決であった。
しかし、そのことが４連覇の価値を減ずるものではない。
試合を見た人は、女子野球の素晴らしさを改めて感じたはずだ。

おめでとう、女子野球ワールドカップ４連覇。
彼女たちのプレーを誇りに思う。

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