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フランス人も少しは反省すべき [ヨモヤ]

もちろん、テロは許せない。
どんな理由があっても、無差別に人を傷つける行為を正当化することはできない。
それは大前提として、なぜフランスでテロが頻発するのだろうか。

以前このブログで、フランスの週刊誌が福島第1原発事故をやゆした風刺画を掲載したことを批判したことがある。
http://matoko.blog.so-net.ne.jp/2013-09-13-1
フランス人はしゃれたことを言っているつもりなのかもしれないが、根底にある差別意識がほの見えて醜悪であった。

GACKTや上沼さんなど、多くの有名人たちもフランスでは露骨な差別に出くわしているようだ。
フランス人の持つ差別意識は、心の奥底に完全に染みついたものであり、簡単には取れないものらしい。
長い時間をかけて積み上げてきたものであり、DNAレベルに刻み付けられているのかも知れない。

リオ五輪でも、フランス人による差別的な発言が問題になっている。
なんでも、フランスの公共放送局フランス・テレビジョンのスポーツ部門ディレクターが、開会式でのブラジルの歴史を紹介する場面で、アフリカ系奴隷は産業の発展に「必要だった」と述べたのだという。
公共放送局の方でさえ、こうなのだ。
また、体操男子の五輪メダリストで、体操種目の解説者を務めているトマ・ブエル氏も、日本の体操選手らを「小さなピカチュウたち」と揶揄して多くの批判を浴びているらしい。
スポーツマンでさえ、こうなのだ。

テロは許せない。
テロに屈しない点において、言論の自由を守る点において、世界はフランスの味方である。
しかし、フランス人も、そろそろ気づいた方がいい。
自分たちの、
何気ない
心無い
薄っぺらい
恥ずべき
言動が、どれだけ多くの人たちを傷つけているのかということを。
そして、きちんと反省した方がいい。
人が人を差別することは、絶対に正当化されないのだということを。

今回のリオ五輪での発言も、フランス国内では「よく言った」的な雰囲気があるのかも知れない。
それではダメだ。
フランス人も、変わらなければならない。
本当にもう気づいた方がいい。

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ぽんた

なるほど、そういうところが原因の一つなんですね。理由まで考えていませんでした。勉強になりました。
by ぽんた (2016-08-11 07:02) 

淋

何が理由であっても、決して正当化はされませんが。
by (2016-08-11 13:49) 

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