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ヤンキースのエースであることの余禄 ~ マー君 5年ぶりの球宴出場 ~ [ヨモヤ]

野球漫画の主人公の究極の姿はどんなものだろう。
または、ピッチャーの最高の夢は何だろう。
甲子園優勝、ではない。
まだ、プロ野球がある。
NPBでの最多賞の獲得、でもない。
まだ、メジャーがある。
では、メジャーでのノーヒットノーランだろうか?
メジャーでの最多勝だろうか?
それらも素晴らしいことだが、瞬間風速的なイメージがある。
メジャーのエースになること、
それもヤンキースのエースになることが、投手の最高の目標の一つではないだろうか。

マー君こと田中将大投手は、それを実現している。
漫画の設定でも、「そんなことあるわけない」と一笑に付されそうな、
「ヤンキースのエースになる」という夢をかなえている。

そのマー君が、オールスター戦に追加招集されたらしい。
ここまでの成績は、5勝5敗、防御率3.86。
不運な降板が続きはしたが、それにしても胸を張れるような数字でもない。
それでも呼ばれた理由は、「ヤンキースのエースだから」ということではないだろうか。
そうした余禄が付いてくるほど、その看板は重い。

今年のヤンキースは好調で、2位を大きく引き離して独走状態に入っている。
マー君には、是非2ケタ勝ってもらって、ポストシーズンでも活躍してもらいたい。
ワールドシリーズで雄たけびを上げるマー君を、今年こそは見たいものである。

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