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映画評 「アド・アストラ」 [映画評]

宇宙の彼方に生きているかもしれない父を、
もうすっかり成人している子供が探しに行く話。
父をトミー・リー・ジョーンズが、
子をブラッド・ピットが、それぞれ演じる。

宇宙を舞台にした映画の特徴の一つは、画面が暗いことである。
宇宙空間なのだから当然だが。
これで映画が面白ければなんの問題もないのだが、
そうでもない場合、睡魔くんのお出ましとなる。
この映画の最中、私は何度も睡魔くんと闘うためになってしまった。
一度追い払ったつもりが、しばらくするとまたやってくる。

映像は、ハリウッドらしくしっかりしている。
よくこんな絵が撮れるなあというシーンの連続である。
しかし、ストーリーの方がさっぱり。
登場人物それぞれが、一体何をしたいのかがわからない。
一人残らずわからない、という感じなので、
そりゃまあ、眠くもなる。
オチもかなり陳腐である。

なんでこんな映画になってしまったのか。
トミー・リー・ジョーンズやブラピクラスともなれば、仕事は選べるだろうに。
仕事を受ける前に、映画の内容もしっかり把握できるだろうに。
作られる前は、いいものが出来上がるように見えたのかしら。
このあたり、人類の謎である。

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