SSブログ

格差が言われるが、なんにせよ平均年収が増えたのは朗報 ~ 本来、年収は毎年増えて当然だが ~ [経済を眺める楽しみ]

サラリーマンの生活は厳しくなるばかり、
などと言われる。
マスメディアに取り上げられる人も、
ネットで発言する人も、
苦しい苦しい、
先が見えない、
と嘆き続ける。
ちょっといい話が載ると、
「どこの世界の話だ」
と憤る。
もちろん、そうおっしゃっておられる方の生活実感ではあるのだろう。
しかし、自身を取り巻く環境が、そのまま国全体の姿を表しているわけではないこともまた当然である。
また、順調な暮らしを続けておられる方は、わざわざネットにつぶやいたりもされないから、
ネットの多数意見には注意が必要である。

国税庁の実態調査によれば、
サラリーマンなど民間企業で働く人の去年の平均年収が、およそ441万円となり、
6年連続で増加したこととのことである。
伸び幅も、前年比8万5000円増というから、まずまずな感じである。

こうした統計が発表されても、
金持ちがさらに金持ちになっただけ、
という意見も出される。
実際、正社員と非正規雇用の労働者の平均年収の差は、
調査が始まった2012年から7年連続で拡大しているという。

しかし、それはそれとしても、平均年収が増えるのはいいことだ。
格差が広がって、平均年収も下がったというより、ずっといい。
統計調査の奥を読もうとするのは必要な姿勢だと思うが、
なんでも悲観的に見ようとするのは美しくないだけではなく、正しくもない。

サラリーマンの年収が増え続けているのはおめでたいことだが、
これは本来当たり前のことであり、ほとんどの国で達成されているはずである。
日本でもこの当たり前のことを、さらにこの先も続けていきたい。
すでに6年も続けているのだ。
そうできないと決め付ける必要も無い。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。