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シーズンの頑張りがすっかり薄らぐ西武の4連敗 [ヨモヤ]

去年の西武ライオンズは、
ペナントレースで2位以下を離して優勝したにも関わらず、
クライマックスシリーズではソフトバンクから1勝しかできずに敗れ去った。
シーズンで優勝したチームが圧倒的に有利な仕組みとなっているクライマックスシリーズで負けてしまうのは、
パ・リーグでは2回目のことだった。
負けた西武の辻監督は、あいさつで悔し涙をこらえきれず、
「悔しいです。まさか今日、2018年のシーズンが終了するとは考えてもいませんでした」
「この悔しさをもってチーム力を上げていかないと」
と声を絞り出した。

あれから1年。
菊池、浅村といった主力選手が抜け、大幅な戦力ダウンとなった西武は、
既存メンバーの底上げに成功し、予想を覆して優勝した。
それは、称賛に値する見事な戦いだった。
しかし、去年の悔しさを晴らすには、クライマックスシリーズでやり返すしかない。

結果は、昨年以上の惨敗。
西武は1勝もできず4連敗。
自慢の打線は火を噴かず、
平均失点8点という無残なやられ方だった。

ソフトバンクは強い。
特にポストシーズンになると、
手ゴマの豊富さをフルに活用できるうえに、
監督も選手も勝ち方を十分に知っている。
しかし、それにしても、である。

もちろん、長いペナントレースを勝ちきることの価値は高い。
ポストシーズンで負けたとしても、その価値は消えないという意見もあるだろう。
しかし、ポストシーズンとセットでシーズンであり、
優勝チームが本拠地で4連敗、
しかも2年連続で敗退、
となってしまっては、
さすがに何だったんだ、という感じになる。

ファイナルステージへの準備の仕方、
選手の使い方、
相手チームの分析など、
去年の教訓がまるで活かされなかったのは残念でならない。

優勝チームが短期決戦で負けてしまうのは理不尽、
との意見がある。
確かにそうだが、
優勝チームは堂々と勝ち抜いてほしい。
西武ライオンズの素晴らしいシーズンが、
この4試合ですっかり薄らいでしまった。
本当に残念である。
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