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どうしても英語を勉強しなければならない時代は終わるか ~ 英語力が世界下位でも気にしなくてもいい日は遠くない? ~ [お役所内案内士]

私ごとで恐縮だが、通訳案内士の資格を持っている。
通訳案内士には、
英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語、
の10言語がある。
最も多いのは当然のことながら英語で、私もそうである。
以下、中国語、韓国語、フランス語などが多い。

通訳案内士の資格を取るためにそれなりに勉強したし、
もちろんそれ以前にも、中学校以来、かなりの時間をかけて英語の勉強をした。
してよかったと思っているが、
かけた時間の長さを考えると、なにやらもったいない気もする。
あの時間をほかのことに使っていたら、もっと違う自分になっていたかもしれない。
日本中で何万人も学生たちが、やりたくもない英語の勉強をしているかと思うと、
国家的損失とも感じられる。
だって、英語なんて実際にはほとんど使わないのだから。

世界各国で語学教育事業を展開するEFエデュケーション・ファーストが発表した
2019年版の「EF英語能力指数」によると、
日本人の英語力は非英語圏の100カ国・地域の中で53位だったそうだ。
なんでも前年の49位から低下したということだ。
ヨーロッパ勢に負けるのは仕方がないにしても、
韓国、台湾、中国にも後れを取ったらしい。

嘆かわしいことかもしれないが、日本で暮らす分にはほとんど英語はいらないのだから、
仕方がないと割り切ってしまう手もある。
アメリカの人は他の国の言葉なんかほとんどしゃべれないだろうし。

英語教育に力を入れる、
という動きもあるらしいが、今さら感が強い。
どうしたって世界の上位には入れないだろうから。
いっそ、語学分野はテクノロジーに任せてしまうのも手だろう。

もちろん、英語が好きで、語学が得意で、
という人は、どんどん先に進めばいい。
留学でもなんでもしたらいいし、海外でビジネスを始めてもいい。
それは一つの武器になる。
ただ、そうでない人には、無理に教えるより、
ポケトークやら翻訳アプリの使い方やらを教えた方がずっといい気がする。
そして、テクノロジーの進化は言葉の壁を無くす寸前まで来ている。

ビジネスの最前線や、飲み屋の与太話では使えないだろうが、
普通の局面なら、ポケトークなどの翻訳機で十分コミュニケーションが図れる。
長い英文も、翻訳ソフトに入れれば、瞬時に訳してくれる。
もう、そういう時代である。

英語力が大切だということに異論はないが、
日本という国が最も力を入れて子どもたちに教え込む学問ではない気がするのである。

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