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パからパへ 今のFAの流れ [ヨモヤ]

プロ野球で、フリーエージェント(FA)と言えば、なんといっても巨人である。
これまで、
落合、清原、広沢、工藤、小笠原、村田、杉内、丸といった錚々たる面々を獲得してきた。
成功してきたかと言うと何とも言えないが、
他に獲られるよりはまし、との発想なのか、とにかくなんでも手を出してくる。
若手が育たなくなる、
チームの色が無くなる、
などいろいろ言われるが、とどまる気配はない。

2019年のFA市場でも、巨人は活発に動いた。
楽天の美馬、ロッテの鈴木の両取りを狙ったのである。
特に美馬の交渉には、原監督がサプライズ出馬するほどの力の入れ方であった。
両選手とも、資金力で優位に立つソフトバンクが参加していなかったため、
巨人に傾くのではないかと予想した人も少なくないと思う。
しかし、結果は、両選手ともパのチームを選んだ。
パからパへの移籍となったのである。

かつてパの選手は、
「もっと大勢のお客さんの前で投げたい」
「テレビ中継などでもっと注目されたい」
といった希望を持つ選手が多かったのだが、今はそうしたことを考える選手は少数派なのかもしれない。
セとかパとかではなく、
より自分を正しく評価してくれるチーム、
より自分が成長できるチーム、
より自分の野球人生を充実させられるチーム、
を冷静に選んでいるようだ。

2020年のオフには、
ヤクルトの山田をはじめ、日ハムの西川、ソフトバンクの森らがFAになる見込みである。
個人的にはFA制度は好きになれないが、いまさらそんなことを言っても始まらない。
選手はもちろん、ファンも喜ぶような落ち着き先になることを願いたい。

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