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邦画好きとしてはアカデミー賞よりキネ旬ベストテン [映画評]

アメリカの映画の祭典、アカデミー賞は韓国映画「パラサイト」が作品賞を受賞するという驚きの結果だった。
アカデミー賞は、芸術性を評価する場に変わってくるのだろうか。

しかし、まあアカデミー賞といったら、よその国の話。
邦画の一つの評価尺度になっているのが、キネマ旬報ベストテン。
邦画ファンにとってはこっちの方が大事。
2019年度の各賞が以下のとおり発表された。

・日本映画監督賞:白石和彌『ひとよ』『凪待ち』『麻雀放浪記2020』
・日本映画脚本賞:阪本順治『半世界』
・主演女優賞:瀧内公美『火口のふたり』
・主演男優賞:池松壮亮『宮本から君へ』
・助演女優賞:池脇千鶴『半世界』
・助演男優賞:成田凌『愛がなんだ』『さよならくちびる』など

なぜか日本アカデミー賞ではスルーされた白石監督が監督賞。
「半世界」が2部門受賞したのも目を引く。
池松くんと成田くんは、納得の受賞。

注目の日本映画ベスト10は以下のとおり。
1位 『火口のふたり』
2位 『半世界』
3位 『宮本から君へ』
4位 『よこがお』
5位 『蜜蜂と遠雷』
6位 『さよならくちびる』
7位 『ひとよ』
8位 『愛がなんだ』
9位 『嵐電』
10位 『旅のおわり世界のはじまり』

「火口のふたり」での瀧内公美さんの暴れっぷりは半端なく、
女優賞という形で報われたのはよかった。
ただ、作品として一番かというとさすがにちょっとどうか。
「半世界」も嫌いではないが、それほどピンとは来なかった。
メジャー系で入っているのは「蜜蜂と遠雷」くらい。
若干選者が奇をてらっている面もあるだろうか。
それでも、全体として日本アカデミー賞と比べれば納得の選出ではある。
2020年は、大ヒットし、かつキネ旬にも評価されるという幸せな作品が多く生まれることを祈る。

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