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10年後、今学校で教えているような英語力が本当に必要だろうか [ヨモヤ]

文部科学省が、全国の公立小中高校を対象にした2019年度英語教育実施状況調査の結果を公表した。
それによると、
「英検3級」以上の力がある中学3年は44.0%、
「英検準2級」以上の力がある高校3年は43.6%だったという。
政府目標は50%とされているが、それには届かなかった。

英語については、小学校の5、6年で教科となり、外国語活動が小3から行われるらしい。
日本人は英語が苦手とされているが、
それを克服するために、相当に力が入っていることがわかる。
残念ながら、結果はあまりついてきていないが。

語学については、私も学校を卒業してからだが、それなりに頑張ってきた。
外国の言葉が使えると、世界が広がることも実感している。
しかし、これからの世の中、これまで以上に英語の勉強が必要だろうか。
他の科目の時間を削って英語を学ぶ意味が本当にあるだろうか。

なぜこんなことを言うかというと、テクノロジーが日々向上しているからである。
すでに今の段階で、スマホがあればコミュニケーションにほぼ支障はない。
ポケトークがあればさらに便利だが、スマホの機能もかなりのものである。
もちろん、まだすらすら話す日常会話には適さないが、
あと数年したらどうだろう。
日本語から英語だけではなく、
日本語から中国語でも、韓国語でも、スペイン語でも、
スマホとイヤホンがあればストレスなく会話できる時代が来るのではないだろうか。
少なくとも、書いてあるものを読むという分野では、現在でもほぼ十分な機能が満たせている。
それでも英語を学ぶ優先度は高いままだろうか。

英語ができないことが長く日本人の弱点とされてきた。
しかし、テクノロジーの進歩が確実視されるなか、
また、中国の力が強まり、ヒスパニック系の方も世界中におられるなか、
限られた子供たちの勉強時間を、英語だけに偏重することが本当にいいことなのか、
じっくり考えたい。
教育は、10年後を見据える必要があると思う。
もうその方向で進んでいると決めつけず、しっかり考えたい。

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