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魅力度ランキングをあまり深刻にとらえない方が・・・ [ヨモヤ]

毎年発表されるブランド総合研究所による「都道府県魅力度ランキング」。
例年、上位より下位が注目されがちなランキングだが、今年は特に波紋を広げている。

発表当初に話題を集めたのは、去年まで7年連続最下位だった茨城県。
今年は42位となり、8年ぶりに最下位を脱出したことが取り上げられた。
大井川知事は
「順位が上がったことは喜ばしいが、本県の魅力はもっと上位であっても良い」
と苦笑したとのことで、こちらはまあ、ほのぼのした感じのお話であった。

ただ、今年はなかなか収まらない。
ランクアップした茨城県より上位の40位に位置づけされた群馬県の山本知事が、
「ランキングは県の魅力を反映していない」
と批判し、
妥当性などを検証する「魅力度ランキング検証チーム」を庁内に設置したそうなのである。
こうなると、ちょっと穏やかではない。

もっと重大事になっている感じなのが栃木県。
初の最下位に沈んだことが知事選の争点に浮上しているというのである。
現職の福田知事は、調査を行っているブランド総合研究所に手法を改善するよう申し入れを行い、
攻める立場の田野辺氏は最下位を材料として、
「納豆にイチゴが(茨城に栃木が)負けるのはおかしい。知事の発信力の向上が必要」
訴えられたという。

当事者のお気持ちはよくわかるが、こうしたランキングものをあまり深刻にとらえ過ぎない方がいいように思う。
例えば45位が不満だとすると、少なくとも自分たちより上位の44位、43位の県よりましだと言っていることになる。
44位、43位の県としては面白くはないだろうし、
46位の県との比較も微妙になる。

言うまでもないことだが、栃木も群馬も茨城も素敵なところである。
ただ、関東地方は東京色が強いため、個性が出しにくいというハンデがある。
それだけのことだ。
ちなみに埼玉も38位である。

だから、本当なら笑い飛ばしてしまいたいところだ。
魅力を高める取り組みは必要だと思うけれど、
ランキングに目くじらを立てている姿は、あまり魅力的に映らないのだから。

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