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社会人になってから影響を受けた書籍 [ヨモヤ]

人材育成サービスを提供する「ラーニングエージェンシー」という会社が、企業の経営者を対象に
「社会人になってから影響を受けた書籍」
についてアンケートを行い、そのランキングを発表した。
6位まで発表されているのだが、それは以下のとおり。

1 「7つの習慣」 スティーヴン・R・コヴィー
2 「生き方」 稲盛和夫
3 「人を動かす」 デール・カーネギー
4 「ビジョナリーカンパニー」 ジム・コリンズ
5 「ビジョナリーカンパニー2」 ジム・コリンズ
5 「マネジメント」 ピーター・ドラッカー

5位が2冊になっているのは、同数だったからだろう。
同数が生まれた理由の一つが、アンケートの母数が少ないことで、この調査は100人を対象としている。
わずか100人だから、今回の結果をもって、上記の本が日本の経営者に大きな影響を与えているかどうか判断することはできない。
6冊とも定番中の定番であるのも特徴だろうか。

では、自分なら何を挙げるだろう。
経営者ではないため調査対象にもならないが、ちょっと考えてみた。

ドラッカーの著作には、一時期はまった。
どれにも深い洞察を感じたが、「この一冊」として挙げるかというとそうはしないだろう。

稲盛さんの「生き方」にももちろん感銘を受けたが、経営者の本で最初に心を動かされたのは、
宅急便の生みの親、小倉昌男さんの「経営学」だった。
好きが高じて、はじめて買った株がヤマト運輸だったことを思い出す。

働き出してから、お金について以前より深く考えるようになり、
「エンデの遺言」
という本にショックを受けた。
エンデとは、ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデのことで、エンデの思想からお金の本質を探ろうとする試みだった。
地域通貨、という仕組みに強くひかれた。

歳を重ねて、自分より年下の経営者も次々に出てくるようになったが、
なかでもマザーハウスという会社を創業された山口絵理子さんが書かれた
「裸でも生きる」
には衝撃を受けた。
世の中、すごい人がいる。

経済小説では、三枝匡さんの三部作
「戦略プロフェッショナル」「経営パワーの危機」「Ⅴ字回復の経営」
に惹かれた。
三枝さんは、プロ経営者としても結果を残された稀有な存在である。

ほかにもいろいろあるが、パッと思いついたのはこんなところ。

いい本との出会いが仕事を一層いいものにしてくれることがある。
皆さんにもいい出会いがありますように。

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