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大切なことをなぜ横文字にしてしまうのかしら ~ 「ワンボイス」と表現する意味は ~ [ヨモヤ]

コロナ対策について、東京、千葉、神奈川、埼玉の1都3県の知事が、足並みをそろえて感染防止対策を講じていく考えを強調されている。
そしてこのことについて、
「1都3県としてワンボイスでいく」
と表現されている。

ワンボイス。
ひとつの声ということだろうか。
多くの人にとって聞きなれない言葉だと思う。
子供からお年寄りまで、すべての人に伝えていかなければならないとき、わざわざ使うべき表現だろうか。

コロナに関しては、かねてから
クラスター、オーバーシュート、ロックダウンなど、
横文字が多くてわかりにくいとされていた。
「〇〇アラート」という言葉も使われたが、なぜわかりにくく伝わりにくい表現にするのか疑問だった。
専門用語なら仕方がないが、今回のような場合に横文字を使うのは、実にもったいない。
素直に、
「心を一つに」
などとした方が、ずっといいと思う。

キャッチフレーズ的にどなたかが思いつかれたものだろうから、
それほど目くじらを立てるようなことではないかもしれない。
ただ、横文字にされることで、
妙に軽く感じられてしまうし、
かえって伝わりにくくされているところが気になった。

危機感にしても、求めたいことにしても、
伝えるすべは結局言葉である。
重い重い知事の言葉であるだけに、なんだか引っかかった。

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