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大谷に提示された年俸はメジャー平均のほぼ半額 [ヨモヤ]

メジャーリーグ3年目のシーズンを終えたエンゼルスの大谷翔平が年棒調停権を取得した。
選手と球団側がそれぞれ希望額を出し合い、合意しない場合、年俸調停委員会の裁定に委ねられる。
大谷と球団は折り合わなかったらしい。

大谷と言えば、その才能は日本野球史上最高とも評される逸材であると思う。
3年前のメジャーデビュー時には、二刀流でセンセーションを巻き起こした。
あれから2年経ち、エンゼルスが提示した金額はというと・・・。

ちなみに、メジャーの最高年俸は、大谷と並んで打線の中核を担うエンゼルスのトラウトで約40億円と言われる。
大谷・トラウトのコンビは、トラウタニなどと呼ばれていた。
さらに主な日本人選手の年棒はというと、
去年のシーズンが始まる前の段階で、
ヤンキースの田中将大が約25億円、
カブスのダルビッシュが約24億円とされていた。
また、昨年が短縮シーズンとならなかった場合、本来メジャーリーガーが受け取るはずだった平均年俸の額は452万ドル(約4億7960万円)だったそうだ。

そうした相場のなか、エンゼルスが大谷に提示したのは250万ドル(約2億6500万円)。
マー君、ダルビッシュどころか、メジャーの平均年棒にも遠く及ばない。
一方大谷サイドの要求は330万ドル(約3億5000万円)だったという。

確かに、2020年シーズンの大谷の成績はひどすぎた。
投げては2度しか登板できず防御率は37.80(ちょっと見たことのない数字)、
打っては打率.190と2割にもいかなかった。
この成績だけを見ると、メジャーにいられることさえ不思議である。
とはいえ、大谷の才能の才能は特筆すべきものであるはず。
そのなかでの今回の年棒提示は、
メジャーの厳しさを再認識した、というより、
大谷に対する評価の低さに驚いた。
ひょっとしたら、2021年シーズンも投げられないと見られているのかもしれない。

これまで大谷は、結果を残すことで外野からの雑音を封じ込めてきた。
しかし、去年のようなシーズンがもう一年続いてしまうようなことがあれば、さすがに二刀流に対する期待は後退してしまう。
二刀流を続けるためには、
どちらもそこそこでは意味がなく、
どちらも突出していなければならないのだから。
まだまだ若い大谷だが、今シーズンは背水の陣に近い勝負の日々になる。

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