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国民の多数が憲法を改正すべきと考える時代 [ヨモヤ]

日本国憲法の施行から75年が経過した。
5月3日の憲法記念日に合わせて各種マスコミが意識調査を行っているが、
社会情勢の変化に合わせた結果が出ているようだ。

NHKのサイトでは、意識の変化を時系列で見せてくれている。
今年の結果では、
憲法を改正する必要があると思う 35%
敬報を改正する必要はないと思う 19%
どちらとも言えない 42%
となっているが、時系列でみると、ここ5年間で、
改正する必要があると思う人が増え続け、
必要はないと思う人が減り続けていることがわかる。

この傾向は、リベラル色が強いと言われる朝日新聞の調査でも同じで、
「いまの憲法を変える必要があるか」の質問に対し、
「変える必要がある」が56%(前回調査45%)
「変える必要はない」37%(同44%)
との結果だったとのことで、
変える必要があると考える人がかなりの割合で増えている。

毎日新聞はさらに突っ込んで、
岸田文雄首相の在任中に憲法改正を行うことの是非について聞いている。
日本の首相は2~3年で変わることが多いから、すぐに変えるべきと考えているかどうかがわかる。
結果は、
「賛成」44%、「反対」31%。
つまり、時を置かずに改正することに賛成する人の方が多いという結果である。

以前は、憲法を改正すべきとの意見を言うだけで危険視されかねないような時代もあった。
時は流れ、
いろいろな方の尽力もあり、
今や憲法を改正するべきという意見が多数を占めるようになった。

改正に反対の方も少なからずおられるが、
願わくは正面から議論をしていきたい。
憲法については、論議することにさえアレルギーを示される方がおられるが、
それは憲法の精神からしてもどうなのだろう。
また、憲法改正というと、すぐに9条の論議に持ち込もうとする方もおられる。
もちろん9条は大きな論点だが、
様々な議論がなされているなかで、そこだけに焦点を絞らせようとするのは明らかにミスリードであろう。

コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻により、
憲法について深く考える土壌ができてきている。
憲法について国民一人ひとりが自分事として向き合い、
意味のある議論につなげていきたいものである。

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