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競争倍率が上がると質も上がる? [ヨモヤ]

2022年度公立学校教員採用選考試験で、
小中学校教員の競争率が3.7倍となり、過去最低となったと報じられていた。

この結果を受けて文部科学省は、
「2000年度以降の採用倍率低下については、大量退職等にともなう採用者数の増加と既存の受験者数の減少によるところが大きい」
と分析しているという。
分析というか、事実関係を言っているだけにも見えるけれど。

この記事の中に、
競争率が低下してしまうと
「教員の質を保てなくなる懸念がある」
として、
「選考試験の改善を促していく」
とあった。

ふむ。

直感的には、競争率が高い方がいい人が採れるように思えるが、本当にそうだろうか。
本当にそうだとしたら、
競争率が10倍を超えていた2000年頃にとった教員は優秀で、
その前やその後にとった職員は質が保たれていないということになるが、
そうだろうか。

競争率が1倍を割るようなら、これは深刻である。
実際、1倍台になっている県もあるようなので、こうなってくるとなにか考える必要があるだろう。
それでも、競争率を上げることを目的とするのは、何か根本が間違っている気がする。

どんな教員が求められているのか、
どんな人が欲しいのか。
それに応じた集め方を考えるべきだと思う。
競争率を高めたいのなら、試験をより受けやすいものにするなりハードルを下げればいいが、
それで求める教員がとれるのだろうか。

ちょっと違う気がする。
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