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特殊なシーズンの劇的な幕切れ [ヨモヤ]

パ・リーグのペナントレースは劇的な幕切れ。
シーズン最後の2試合、
ソフトバンクが連敗し、オリックスは連勝。
最後の最後での大逆転優勝となった。

オリックスは、最大11.5ゲーム差をひっくり返しての連覇。
山本という絶対的なエースが存在し、宮城もローテーションを守り切った。
山岡、田嶋も加え、先発投手陣が計算できるのが強みである。
吉田が頼りでちっとも打てないのは相変わらずだが。

ソフトバンクは、今年もけが人続出で厳しいシーズンだった。
栗原、又吉といった主力どころがシーズンをまるまる棒に振るなど、メンバーが揃わなかった。
それでも最後まで優勝を争ったのは、底力というべきだろう。
強者の伝統でもあるだろうか。

一時は首位を走っていた西武は、終盤失速。
先発、中継ぎ、抑えと投手陣は安定したのだが、打つ方がさっぱり。
チーム打率が.229と12球団最低では優勝には届かない。

失速と言えば、楽天の失速ぶりは歴史的。
5月の段階で18あった貯金が、シーズンが終わってみたら借金2。
前代未聞の落ち込み方だった。

優勝候補にも挙げられていたロッテは5位に低迷。
佐々木朗希という才能を抱えているが、一年間を通しては働けなかった。
野手陣では、期待されている若手が伸び悩んだ。

一年中ずっと最下位だったのが日本ハム。
しかし、松本が首位打者に輝き、清宮もいよいよ一本立ちしそうである。
これで後ろで投げる投手が固まれば、来シーズンの躍進もあり得る。

さて、今シーズンは特殊なシーズンだった。

前半は、ともかくどこのチームも打てなさ過ぎた。
佐々木の完全試合を含めてノーヒットノーランが4回。
しょちゅう完封負けがあり、こくのない試合の連続だった。
中盤からやっと野球の試合らしくなってきたが、来年はもっと活発な試合を見たい。

シーズン前半の楽天の快進撃と、その後のズルズルの後退っぷりもどうしたことか。
勝てないのはともかく、札幌ドームにお客さんが来なかったのは意外だった。
しかし、きつねダンスに救われた。

ほかにも、
まるで打てない西武が首位を走っていたことも、
怪我人続出のソフトバンクにマジックが点ったことも、
マジックが点かないままオリックスが優勝したことも、
コロナ禍で何試合も中止になったことも、
鳥の襲来で試合が中断したことも、
特殊と言えば特殊だった。

オリックスの皆さん、
オリックスファンの皆さん、
連覇おめでとうございます。
まだまだ戦いは続きますが、今日のところは優勝の美酒に酔ってください。
歴史に残る大逆転優勝になりました。

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