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映画評 「かがみの孤城」 [映画評]

本作は、直木賞作家・辻村深月さんの本屋大賞受賞作をアニメ化したもの。
辻村さんの作品は次々と映画化されていて、
「ツナグ」
「朝が来る」
「ハケンアニメ!」
などがある。
「ハケンアニメ!」が最高によかったので、本作も楽しみに。

原恵一さんが監督。
代表作として「河童のクゥと夏休み」が挙げられることが多いが、
個人的にはなんといっても
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」である。

学校に行けない女子中学生の「こころ」が主人公。
ある日、部屋の鏡に吸い込まれ、
気が付くと城のような建物があり、そこには見知らぬ6人の中学生がいた、
という設定。
そこからの脱出劇かと思いきや、
鏡の中には自由に行き来ができる。
という、なんともゆるい展開であった。

結局、幾多の謎は謎のまま終わってしまう。
まあ、別にそれでいいが、
だったらもっと楽しませてもらわないと。

この映画をそのまま本にしてもとても楽しめそうにはないので、
原作はきっと別物で、もっと面白いのだと思う。
本のよさを十分には引き出せなかったのだろう。

原恵一監督作品では、2019年の「バースデー・ワンダーランド」も今一つだったし、
近作はちと相性が悪いのかしら。
オトナ帝国はいつ見ても胸が躍るし泣けるけど。

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