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映画評 「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」 [映画評]

本作は、「第95回アカデミー賞」で、最多となる10部門11ノミネートを獲得し注目を集めている。
日本では、「エブエブ」という名称で呼ばれているらしい。

自分が生きているところと別の世界がある設定で、
この系統では「マトリックス」という映画を思い出す人も少なくないだろう。
「マトリックス」は「現象」と言えるほどのヒットを記録したが、
本作はどうだろう。
ちょっとぶっ飛び過ぎていて、そうはウケないのではないだろうか。
「マトリックス」は設定もすごかったが、
登場人物やアクションがスタイリッシュだったのが喜ばれたのだと思う。

本作の設定をウエブ上での紹介から拾うと、

主人公のエヴリンは優柔不断な夫と反抗期の娘、頑固な父と暮らしながら、破産寸前のコインランドリーを経営している。
税金申告の締め切りが迫る中、「全宇宙を救えるのは君だけだ」と突如世界の命運を託されたエヴリンは、あ然としながらも夫に導かれマルチバースへ大ジャンプ!
“別の宇宙を生きるエヴリン”が持つさまざまな力を得て、予想も常識もはるかに超えた壮大な闘いに挑んでいく。

という感じ。
なんだ、それ。

ネット上では、
「クレヨンしんちゃんのよう」
という声も見られる。
確かに、お下劣さは共通しているし、
しんちゃんで観たようなシーンもある。

しんちゃんについてはたまたまかもしれないが、
名作映画へのオマージュが散りばめられている。
そこを楽しめる人は結構いるかもしれない。

私は、というと、
ハチャメチャ映画が嫌いではないが、
本作にはまったく入れなかった。
ポンポン場面が飛んで、
設定も次々入れ替わるのだが、
画面上の刺激と裏腹に募るのは睡魔。
アカデミー賞にこれだけノミネートされているのだから作品としての価値も高いのだろうと思うが、
個人的にはひたすら眠かった。
スクリーンの中は、ワーワーキャーキャー騒がしいのだが。

こういう映画を楽しめた方が通っぽいのかもしれない。
ただ、私には無理だった。
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