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ピリッとしていた「カンブリア宮殿」に戻りますように [ヨモヤ]

テレビ東京系の経済情報番組
「日経スペシャル カンブリア宮殿」
を放送当初から欠かさず見ている。
2006年4月放送開始で、放送時間が変わったこともあったが、
かれこれ15年以上見続けていることになる。

注目されている経営者や著名人、政治家などをゲストに招き、
インタビューと取材VTRで進行するという大枠は変わっていないが、
初期はスタジオに観客を入れて公開で収録する形で、
質問に答えるコーナーもあった。
さらに、村上龍さんの突っ込みも今より格段に厳しかった。
結果、緊張感のあるいい番組になっていた。
ゲストと作家・村上龍の真剣勝負、
といった要素もあった。

今のカンブリアはどうだろう。
失礼ながら初期の頃のような緊張感は失われてしまっていると言わざるを得ない。
呼んでいるのは、
業績が好調な企業か、
今注目の政治家や起業家などだから、
褒めることが中心になるのはわかる。
しかし、よいしょ番組になってしまうのは残念だ。

食品関係の企業の場合、
番組の前半に村上さんと小池さんが試食することが多い。
小池さんは、当然役割として絶賛する。
そして村上さんも美味しそうに食べる。
それを見て小池さんが、
「龍さんがこんなに食べるのは珍しいですね」
と言う。
それが定番になってしまっている。
まあ、別にいいけれど、ちとゆるい。

毎週毎週、旬な経営者や文化人などを招き、
歴史や現在の業績やエピソードを調べ、
秘話や裏話を聞き出していく。
そのうえで、番組としてもきちんと成立させる。
大変な作業だと思う。
だから、これからも見続けていく。
ただ、もう少しピリッとしていただけると嬉しい。

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