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今年のパ・リーグに3割打者は何人生まれるか [ヨモヤ]

去年の春先、当時ソフトバンクに所属していた千賀滉大投手が、
「この先、3割打者が存在しなくなる時代が来ると思っています」
とコラムに書き、話題になった。
投手力が年々向上している状況にあって、
実際、3割打者は希少な存在になっている。

パ・リーグにおいて3割打者は、
2021年は4人、
2022年は2人しかいなかった。
この2年間で連続して3割を打ったのは1人だけで、
それが当時オリックスの吉田。
そしてその吉田がメジャーに行ってしまった。

パの現在の3割打者は3人のみ。
ソフトバンクの柳田と西武の中村と日本ハムの松本である。

柳田はご存知のとおりの実力者だが、近年は怪我に泣かされることが増えている。
後半、どうなるだろう。
中村はすでにレジェンド的存在だが、20年に及ぶ現役生活で3割をマークしたことは一度もない。
今年3割をマークしたらまさに伝説になるが、さて。
松本は去年の首位打者であり、去年がフロックではなかったことを見せている。
右打者で2年連続の3割となれば快挙と言える。

打撃成績の4位にはオリックスの森が.295で続いている。
森が3割に到達することは大いにありそうだ。
開幕前、首位打者候補の筆頭格だったソフトバンクの近藤は、ここまで.232と苦しんでいる。
さすがの近藤も、ここから3割に引き上げるのはなかなか難しいだろう。

今のパ・リーグは、
先発もセットアッパーもクローザーも、みんないい投手である。
先発を下ろせばなんとかなる、
という感じはなく、あとからあとから150㎞超の投手が出てくる。
これでは打者は大変だ。

メジャーが取り入れたピッチクロックやシフトの禁止も、
投高打低対策の意味もあったと思う。
できればルールはいじりたくないが、
全試合投手戦というのもさすがにコクがない。

投手の育成法はかなり確立された感があるが、
打者はまだまだのようだ。
好投手と好打者のぶつかり合い、
剛球と豪打のせめぎ合い。
そんなものが見られるプロ野球であり続けるために、
打者の育成が急務である。

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