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小泉進次郎さんの「セクシー発言」のおさらい [ヨモヤ]

自民党の小泉進次郎議員が、自民党総裁選挙に出馬した。
人気が高い小泉議員に対しては、粗探しをしたがる記者も多いことだろう。
出馬会見でも、環境大臣時代の「言葉の軽さ」が指摘されたという。
このことを伝える記事では、「セクシー発言」が取り上げられていた。

ちょっと古い話なので記憶が薄れている方もおられるだろうが、
この発言は、小泉議員が環境大臣時代、国連気候行動サミットの非公式会合後の記者会見で、
「気候変動のような大規模な問題に取り組むときはセクシーでなければならない」
と発言したとされていて、
「セクシーってなんだ?」
と話題になったのである。

実際の発言は、以下のとおり。
小泉さんは、ノー原稿で流ちょうな英語で話されている。

On tackling on this issue, everything gonna be fun.
And she added “Also sexy”.(笑い)
I totally agree with that
In politics there are so many issues, sometimes boring, but tackling on such a big scale issue like climate change, it gonna be fun, it gonna be cool, it gonna be sexy too.

ここで she とは、小泉さんの隣に座っていたフィゲレスさんというコスタリカの外交官で、
気候変動枠組条約の第4代事務局長を務められた方である。
つまり、小泉さんが、
「この問題に立ち向かうには、楽しくなければならない」
といったところ、フィゲレスさんが
「それに、セクシーにもね」
と加えたという話である。

政治家がなにか政策を訴えると、どうしても堅苦しくなってしまう。
しかし、環境問題のような地球規模の課題については、一人一人の心に訴えることが必要となる。
その際には、「楽しく、クールに」進めなければならない、
というのが小泉さんの主張である。
さらに、フィゲレスさんの言葉を借りて「セクシー」を加えている。
映像も残っているが、「it gonna be sexy too」のところでは、フィゲレスさんと顔を見合わせて笑い合っている。

もちろん、ここでセクシーとは性的な意味ではなく、
「魅力的な」「ワクワクする」といった意味であろう。
当たり前だが。

帰国後、どういうわけかこの発言を否定的にとらえる人が少なからずいた。
多分、切り取られた映像だけを観たのだろう。
しかし小泉さんは、「この発言は自分が言い出したものではなく」といった言い訳は一切しなかった。

小泉さんの手腕に対して、懐疑的な見方をする人が少なくない。
若さゆえに、そう見えてしまうところもあるだろう。
正直、実際にどうなのか、私にはわからない。
しかし、少なくとも英語力については、日本の政治家の中ではトップクラスであることは間違いないだろう。

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