SSブログ

日本映画 人間賛歌から逃げないで [映画評]

今年の、なのか、今年も、なのか、
日本映画は不作。
もう9月になろうとしているのに、心に残った作品が、
ほんの数えるほどしかない。

いい映画を作るのは大変だし、本当に難しいことだから、
名作、傑作の類がなかなか生まれないのは仕方がない。
けれど、スカした挙句外している作品が多いのは悲しい。

わざわざ魅力のない主人公を置き、
狭い狭い範囲の、
何も起こらない物語を描き、
入口も出口もなく、
どこにも連れて行ってくれない。

こういうのカッコいいでしょ、
と思っておられるのだろうか。

わかる人にだけわかってもらえばいい、
こういうのが自分たちのリアル、
ということなのだろうか。

仲間内で見せている分にはそれでもいいのだろうけれど、
お金を取って大スクリーンで、
小さな小さな、
自分の殻に閉じこもった世界を見せられても。

人間賛歌が観たい。
単純に感動できるハッピーエンドが観たい。
そこから逃げないでほしい。
真正面からてらいもなく人間賛歌を描き切る。
それは簡単なことではない。
日本映画はそこから逃げず、やり遂げてほしい。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。