なんであれBABYMETALの活動が続くのは嬉しい [ヨモヤ]
それまでから活躍ぶりは知っていたが、
2014年12月22日、NHKで放送された
「BABYMETAL現象 〜世界が熱狂する理由〜」
を見て、彼女たちに注目するようになった。
メタルとアイドルの融合、というアイデアが注目されがちだが、
ヴォーカルの力強さ、ダンスのキレ、バンドの力、
といった基礎体力も優れていた。
ライブでの度胸も特筆ものであった。
2015年、2016年の頃は、このまま世界で成功する初の日本人アーチストになるかと思われた。
しかしその後、3人しかいないメンバーの一人であるYUIMETALが脱退し、
神バンドにも不幸があるなど、BABYMETALの勢いは衰えた。
SU-METALの歌があってのグループではあるが、
YUIMETALとMOAMETALのダンスがなくてはBABYMETALではなかっただろう。
横浜アリーナで行われたライブでは、元モーニング娘。の鞘師里保さんがサポートダンサーとして参加したが、
今後は別のダンサーを加えてBABYMETALを継続するらしい。
10月にはサードアルバムが発売されるという。
前のアルバムでは、
アメリカのBillboardで39位を記録し、坂本九さん以来53年ぶりにTOP40入りとなったほか、
イギリスで15位を記録して日本人の最高位を更新、
オーストラリアでは第7位になるなど、
世界的な成功を収めた。
今度はどうなのだろう。
いろいろあった後だけに、少し厳しいかもしれない。
別に、世界で売れた方が偉いとも思わないが、
世界で戦っている彼女たちを応援したいとは思う。
10代の前半でデビューした彼女たちだったが、
SU-METALはすでに20歳を超えた。
難しい時期でもあると思う。
ここを乗り越え、
もっともっと遠くに行く姿を見たい。
2014年12月22日、NHKで放送された
「BABYMETAL現象 〜世界が熱狂する理由〜」
を見て、彼女たちに注目するようになった。
メタルとアイドルの融合、というアイデアが注目されがちだが、
ヴォーカルの力強さ、ダンスのキレ、バンドの力、
といった基礎体力も優れていた。
ライブでの度胸も特筆ものであった。
2015年、2016年の頃は、このまま世界で成功する初の日本人アーチストになるかと思われた。
しかしその後、3人しかいないメンバーの一人であるYUIMETALが脱退し、
神バンドにも不幸があるなど、BABYMETALの勢いは衰えた。
SU-METALの歌があってのグループではあるが、
YUIMETALとMOAMETALのダンスがなくてはBABYMETALではなかっただろう。
横浜アリーナで行われたライブでは、元モーニング娘。の鞘師里保さんがサポートダンサーとして参加したが、
今後は別のダンサーを加えてBABYMETALを継続するらしい。
10月にはサードアルバムが発売されるという。
前のアルバムでは、
アメリカのBillboardで39位を記録し、坂本九さん以来53年ぶりにTOP40入りとなったほか、
イギリスで15位を記録して日本人の最高位を更新、
オーストラリアでは第7位になるなど、
世界的な成功を収めた。
今度はどうなのだろう。
いろいろあった後だけに、少し厳しいかもしれない。
別に、世界で売れた方が偉いとも思わないが、
世界で戦っている彼女たちを応援したいとは思う。
10代の前半でデビューした彼女たちだったが、
SU-METALはすでに20歳を超えた。
難しい時期でもあると思う。
ここを乗り越え、
もっともっと遠くに行く姿を見たい。
映画評 「ザ・ファブル」 [映画評]
私の選ぶ2019年上半期の予告編大賞ノミネート作品は、
「翔んで埼玉」
「Bの戦場」
「町田くんの世界」
そして、この
「ザ・ファブル」
である。
予告編が面白いと、その映画を観に行こうというモチベーションが高まるが、
期待し過ぎてガッカリになる可能性もある。
「町田くん」が典型的にそのパターンだった。
この「ザ・ファブル」も日経映画評で★が2つしか付かず、不安がむくむくと沸いた。
しかし、まずまず楽しめた。
期待以上、とはいかなかったが、
期待に近い線までにはたどり着いてくれた。
人がどしどし殺されるし、
裏の世界も描かれるので、お子様にはどうだろうとは思ったが。
映画は、
圧倒的な腕前で恐れられる殺し屋、通称ファブルが、ボスから
「殺し屋を1年間休業し、大阪で一般人として普通の生活を送れ。1人でも殺したらお前を殺す」
と告げられて・・・
というあらすじ。
別に設定は厳密でなくてもいいのだが、ボスに殺される理由や説得力がなかったのは惜しい。
主演は、岡田准一さん。
今や岡田さんは、押しも押されぬ映画俳優。
次々と大作の主演を務められている。
時代劇の殺陣や今作のようなアクションも超一流であり、映画の説得力を高めていた。
木村文乃さんは、ちょっともったいない使われ方。
どうしようもない男を演じられた柳楽優弥さんが圧巻だった。
監督は、CMディレクターの江口カンさん。
才気あふれる映像とはいかず、展開もご都合の連続ではあったが、
エンタメ作品としてはうまくまとめられていた。
是非次の作品も観たい、とまではならなかったが。
「ザ・ファブル」は、期待を高め過ぎなければ、それなりに楽しめる作品。
お子様向きではないので、大人の皆さまでご鑑賞くださればと思う。
「翔んで埼玉」
「Bの戦場」
「町田くんの世界」
そして、この
「ザ・ファブル」
である。
予告編が面白いと、その映画を観に行こうというモチベーションが高まるが、
期待し過ぎてガッカリになる可能性もある。
「町田くん」が典型的にそのパターンだった。
この「ザ・ファブル」も日経映画評で★が2つしか付かず、不安がむくむくと沸いた。
しかし、まずまず楽しめた。
期待以上、とはいかなかったが、
期待に近い線までにはたどり着いてくれた。
人がどしどし殺されるし、
裏の世界も描かれるので、お子様にはどうだろうとは思ったが。
映画は、
圧倒的な腕前で恐れられる殺し屋、通称ファブルが、ボスから
「殺し屋を1年間休業し、大阪で一般人として普通の生活を送れ。1人でも殺したらお前を殺す」
と告げられて・・・
というあらすじ。
別に設定は厳密でなくてもいいのだが、ボスに殺される理由や説得力がなかったのは惜しい。
主演は、岡田准一さん。
今や岡田さんは、押しも押されぬ映画俳優。
次々と大作の主演を務められている。
時代劇の殺陣や今作のようなアクションも超一流であり、映画の説得力を高めていた。
木村文乃さんは、ちょっともったいない使われ方。
どうしようもない男を演じられた柳楽優弥さんが圧巻だった。
監督は、CMディレクターの江口カンさん。
才気あふれる映像とはいかず、展開もご都合の連続ではあったが、
エンタメ作品としてはうまくまとめられていた。
是非次の作品も観たい、とまではならなかったが。
「ザ・ファブル」は、期待を高め過ぎなければ、それなりに楽しめる作品。
お子様向きではないので、大人の皆さまでご鑑賞くださればと思う。
やっぱり大谷は二刀流じゃなきゃね [ヨモヤ]
大谷の二刀流には、反対する人が大勢いた。
過去形にしたのは、さすがに減ってきたからである。
当初は、特に年配の評論家の方々を中心に批判の声が大きかった。
彼らは、
「通用するわけがない」
「プロを舐めている」
といった理屈で反対し、特にバッティングを不安視していた。
現在のメジャーでの活躍を見ると、彼らの審美眼のなさがよくわかる。
成功してからも、否定的な意見は絶えなかった。
今度は、できるできないではなく、
「怪我をするリスクが増える」
「どちらの記録も中途半端になる」
などといった理由に変わった。
心配して言ってくださっているのなら、当初の八つ当たりのような批判よりはだいぶいい。
私は、単純に二刀流は面白いと思う。
その挑戦を見続けたい。
投げて打ってできればそれに越したことはないし、
最高峰のメジャーでそれができるのなら本当に痛快である。
大谷がブルペンでの投球を開始したようだ。
といっても今年中の復帰は目指さず、マウンドに上がるのは来シーズンからとなりそうだ。
今さら、急ぐ必要はない。
投手と打者では、使う筋肉が違う。
打者は、特に上半身を鍛え上げて、ムキムキになっていく。
しかし投手は、あまりムキムキにならない方がいいとされる。
つまり、本来トレーニング方法も違うのだ。
だから、二刀流で成功するのは、レベルが上がれば上がるほど難しくなる。
打者大谷は、しっかりメジャーに適合しているが、
打者仕様の身体になってしまっているとすると、ピッチングに影響が出るかもしれない。
大谷はまだまだ若く、挑戦は続いていく。
15勝30ホームランといった、夢のような数字も不可能ではないかもしれない。
できるできないにかかわらず、それを想像するだけで楽しい。
大谷が、先輩たちの忠告を素直に聞いていたら、こんな素敵なことは起こらなかった。
過去形にしたのは、さすがに減ってきたからである。
当初は、特に年配の評論家の方々を中心に批判の声が大きかった。
彼らは、
「通用するわけがない」
「プロを舐めている」
といった理屈で反対し、特にバッティングを不安視していた。
現在のメジャーでの活躍を見ると、彼らの審美眼のなさがよくわかる。
成功してからも、否定的な意見は絶えなかった。
今度は、できるできないではなく、
「怪我をするリスクが増える」
「どちらの記録も中途半端になる」
などといった理由に変わった。
心配して言ってくださっているのなら、当初の八つ当たりのような批判よりはだいぶいい。
私は、単純に二刀流は面白いと思う。
その挑戦を見続けたい。
投げて打ってできればそれに越したことはないし、
最高峰のメジャーでそれができるのなら本当に痛快である。
大谷がブルペンでの投球を開始したようだ。
といっても今年中の復帰は目指さず、マウンドに上がるのは来シーズンからとなりそうだ。
今さら、急ぐ必要はない。
投手と打者では、使う筋肉が違う。
打者は、特に上半身を鍛え上げて、ムキムキになっていく。
しかし投手は、あまりムキムキにならない方がいいとされる。
つまり、本来トレーニング方法も違うのだ。
だから、二刀流で成功するのは、レベルが上がれば上がるほど難しくなる。
打者大谷は、しっかりメジャーに適合しているが、
打者仕様の身体になってしまっているとすると、ピッチングに影響が出るかもしれない。
大谷はまだまだ若く、挑戦は続いていく。
15勝30ホームランといった、夢のような数字も不可能ではないかもしれない。
できるできないにかかわらず、それを想像するだけで楽しい。
大谷が、先輩たちの忠告を素直に聞いていたら、こんな素敵なことは起こらなかった。
30年経ってやっと税収が過去最高に ~ 税収が伸びるのは本来当たり前 ~ [経済を眺める楽しみ]
2018年度の国の税収が60兆円を超え、
バブル期の1990年度(60.1兆円)を超えるのは確実。
どうやら過去最高となるらしい。
税収が増えるのは払う側からすれば嬉しくはないが、
経済が成長することを前提とすればごく当たり前のことである。
日本以外の多くの国では、毎年過去最高を更新しているだろう。
さらに、高齢化が進んで支出が拡大の一途となっていることを考えれば、
これまで税収が伸びて来なかったことの異常さに気づく。
足らなかった分は、すべて借金として溜まっている。
税収が伸びた理由として挙げられているのが、所得税の伸び。
株式の配当収入などが増えことが原因だという。
一方、法人税は伸び悩んだらしい。
日本は当事者ではないが、米中貿易摩擦の影響が少なくないようだ。
10月の消費税率の引き上げにより、19年度の税収も過去最高になるだろう。
さらに2020年度も、消費税率引き上げの効果が通年になるから、普通なら過去最高となるはずだ。
ただし、歳入と歳出の不均衡額は2~3兆円どころではないし、
積み重なった借金が数百兆円もあるから、焼け石に水感がないではない。
それにしても、30年間も税収が伸び悩んで、
そのままにしていたというのはどういうことだろう。
2-3年ならわかるが。
税や年金については、
政治家のことをあげつらうばかりではなく、
きちんと自分事として考えたいところである。
そうしないと、またこれからの30年間も同じようなことが繰り返されてしまいかねない。
バブル期の1990年度(60.1兆円)を超えるのは確実。
どうやら過去最高となるらしい。
税収が増えるのは払う側からすれば嬉しくはないが、
経済が成長することを前提とすればごく当たり前のことである。
日本以外の多くの国では、毎年過去最高を更新しているだろう。
さらに、高齢化が進んで支出が拡大の一途となっていることを考えれば、
これまで税収が伸びて来なかったことの異常さに気づく。
足らなかった分は、すべて借金として溜まっている。
税収が伸びた理由として挙げられているのが、所得税の伸び。
株式の配当収入などが増えことが原因だという。
一方、法人税は伸び悩んだらしい。
日本は当事者ではないが、米中貿易摩擦の影響が少なくないようだ。
10月の消費税率の引き上げにより、19年度の税収も過去最高になるだろう。
さらに2020年度も、消費税率引き上げの効果が通年になるから、普通なら過去最高となるはずだ。
ただし、歳入と歳出の不均衡額は2~3兆円どころではないし、
積み重なった借金が数百兆円もあるから、焼け石に水感がないではない。
それにしても、30年間も税収が伸び悩んで、
そのままにしていたというのはどういうことだろう。
2-3年ならわかるが。
税や年金については、
政治家のことをあげつらうばかりではなく、
きちんと自分事として考えたいところである。
そうしないと、またこれからの30年間も同じようなことが繰り返されてしまいかねない。
好試合が多く パ・リーグが勝ち越し ~ 目出度い交流戦が終了 ~ [ヨモヤ]
パ・リーグファンの私が手に汗握る交流戦。
毎年、主戦クラスがFAやらメジャー移籍やらで抜け、
「今年こそは危ないかも」
と思いつつ、終わってみればあっさり勝ち越すパターンが続いている。
今年もパが前半から優勢で、そのまま押し切った。
通算成績は、パ・リーグの58勝46敗4分け。
優勝はソフトバンクで、11勝5敗2分け。
パの勝ち越しは、これで10年連続!
2005年の導入から15年目で14度目の勝ち越しとなった。
目出度い。
ここまで来ると、どちらのリーグのレベルが高いか論争は起きないだろう。
はっきりしているから。
ただ、結果は例年どおりのパの勝ち越しだったが、個々には緊迫した試合が多かった。
紙一重だった。
終盤までもつれ、二転三転する試合も多く、お客さんも喜ばれたのではないだろうか。
終盤でもつれるということは、クローザーが打たれるということでもあり、
オリックスの増井、広島の中崎は、2軍落ちとなってしまった。
今年の交流戦最大の驚きは、広島が最下位に沈んだこと。
3年連続でセを制し、交流戦前までも強烈に勝ちこんでいた広島が、まさかあれほど負けるとは思わなかった。
躍進の方での驚きは、オリックス。
交流戦でのホームランはわずか8本でソフトバンクの4分の1!という少なさだったが、
効果的に打線がつながり、投手陣も踏ん張った。
ディクソンを後ろに回したのも成功だった。
オリックスでは、新人の中川が打率3割8分6厘で首位打者になったのにも驚いた。
山川ではなく中村の打点王もびっくり。
交流戦にはいろいろな意見があるが、やはり面白い。
現行の方式でいいので、しっかり続けてほしい。
セ・リーグさん、弱音を吐かないで。
毎年、主戦クラスがFAやらメジャー移籍やらで抜け、
「今年こそは危ないかも」
と思いつつ、終わってみればあっさり勝ち越すパターンが続いている。
今年もパが前半から優勢で、そのまま押し切った。
通算成績は、パ・リーグの58勝46敗4分け。
優勝はソフトバンクで、11勝5敗2分け。
パの勝ち越しは、これで10年連続!
2005年の導入から15年目で14度目の勝ち越しとなった。
目出度い。
ここまで来ると、どちらのリーグのレベルが高いか論争は起きないだろう。
はっきりしているから。
ただ、結果は例年どおりのパの勝ち越しだったが、個々には緊迫した試合が多かった。
紙一重だった。
終盤までもつれ、二転三転する試合も多く、お客さんも喜ばれたのではないだろうか。
終盤でもつれるということは、クローザーが打たれるということでもあり、
オリックスの増井、広島の中崎は、2軍落ちとなってしまった。
今年の交流戦最大の驚きは、広島が最下位に沈んだこと。
3年連続でセを制し、交流戦前までも強烈に勝ちこんでいた広島が、まさかあれほど負けるとは思わなかった。
躍進の方での驚きは、オリックス。
交流戦でのホームランはわずか8本でソフトバンクの4分の1!という少なさだったが、
効果的に打線がつながり、投手陣も踏ん張った。
ディクソンを後ろに回したのも成功だった。
オリックスでは、新人の中川が打率3割8分6厘で首位打者になったのにも驚いた。
山川ではなく中村の打点王もびっくり。
交流戦にはいろいろな意見があるが、やはり面白い。
現行の方式でいいので、しっかり続けてほしい。
セ・リーグさん、弱音を吐かないで。
公務員がうらやましがられるのは何かおかしい [ヨモヤ]
与信管理を手掛けるリスクモンスター株式会社の調査によれば、
『2人に1人が友人の会社を「うらやましい」と感じている』
とのことである。
誰だって「隣の芝生は青く見える」ものだから、この割合自体は特に高いとは思わない。
うらやましいと感じる理由としては、
「給料が高い」が72.6%、
「福利厚生が充実している」が50.1%、
「安定性がある」が36.7%、
といった順位だったそうだ。
就職先を選ぶ基準としては、
「職場の人間関係がいい」
「自分が成長できる」
といった項目が並ぶことが多いが、いざ働きだしてみると、やはり、「給料」や「福利厚生」といったところに目が行くのだろう。
それが理由で転職するかどうかはさておき。
気になったのは、うらやましいと感じた友人の勤め先。
5位 ソニー
4位 パナソニック
3位 トヨタ
と来て、
2位 地方公務員
1位 国家公務員
だったという。
公務員については、
「安定していて給料も保証されている」
「景気に左右されない」
「よほどの事がない限りクビにならない」
「つぶれる可能性がほぼゼロ」
といった点が評価されているらしい。
「国の未来を決めていけるから」
「地域で困っている人の役に立てるから」
といった仕事内容についての意見はあまりないようだ。
まあ、ちょっとしたアンケートであり、それほど真剣にとらえる必要はないだろうけれど、
共産主義国家でもないのに、
公務員がうらやましいと思われるのはなんだかなあ、とは感じる。
それだけ、今の職を不安定と思っている人がいるということだろうし、
次の職を探すことの困難さを感じているからだろうとも思う。
公務員の端くれとしては、
仕事内容でうらやましいと思っていただけるようになりたい。
『2人に1人が友人の会社を「うらやましい」と感じている』
とのことである。
誰だって「隣の芝生は青く見える」ものだから、この割合自体は特に高いとは思わない。
うらやましいと感じる理由としては、
「給料が高い」が72.6%、
「福利厚生が充実している」が50.1%、
「安定性がある」が36.7%、
といった順位だったそうだ。
就職先を選ぶ基準としては、
「職場の人間関係がいい」
「自分が成長できる」
といった項目が並ぶことが多いが、いざ働きだしてみると、やはり、「給料」や「福利厚生」といったところに目が行くのだろう。
それが理由で転職するかどうかはさておき。
気になったのは、うらやましいと感じた友人の勤め先。
5位 ソニー
4位 パナソニック
3位 トヨタ
と来て、
2位 地方公務員
1位 国家公務員
だったという。
公務員については、
「安定していて給料も保証されている」
「景気に左右されない」
「よほどの事がない限りクビにならない」
「つぶれる可能性がほぼゼロ」
といった点が評価されているらしい。
「国の未来を決めていけるから」
「地域で困っている人の役に立てるから」
といった仕事内容についての意見はあまりないようだ。
まあ、ちょっとしたアンケートであり、それほど真剣にとらえる必要はないだろうけれど、
共産主義国家でもないのに、
公務員がうらやましいと思われるのはなんだかなあ、とは感じる。
それだけ、今の職を不安定と思っている人がいるということだろうし、
次の職を探すことの困難さを感じているからだろうとも思う。
公務員の端くれとしては、
仕事内容でうらやましいと思っていただけるようになりたい。
映画評 「ウィーアーリトルゾンビーズ」 ~映画ファンなら立ち会っておきたい一作~ [映画評]
「ウィーアーリトルゾンビーズ」は電通のCMプランナー、長久允さんの長編映画デビュー作。
長久監督は、2017年サンダンス映画祭ショートフィルム部門のグランプリを日本映画として初受賞しており、
本作でも、2019年サンダンス映画祭で日本映画として初めて審査員特別賞のオリジナリティ賞を獲得した。
試写会等で一足先に見た人からは、今年の「カメ止め枠はこれだ」といった声が聞かれたという。
しかし、その割に広がっていない。
ネットでの評価も必ずしも高くない。
むしろ嫌われているかのように感じる。
大外れの予感もありつつ、新しい才能の誕生には立ち会っておきたいと思って足を運んだ。
結果、食わず嫌いをしないでよかった。
やはり、観てみないとわからない。
好き嫌いがわかりやすく出て、
賛否も分かれる映画のようだが、
私は終始楽しめた。
通ぶった映画ではなく、
ややこしい話でもない。
設定や仕掛けは凝っているが、すんなり映画に入れるはずである。
本作を楽しめない人が一定以上おられることが私にはちょっと理解しがたいが、
好みというものは人それぞれだから、まあ仕方がない。
ただ、映画好きには伝わるはずだと信じる。
難しいことを考えず、作品の世界観に飛び込めば大丈夫だと思う。
ネットにある作品紹介では、
「感情を失った子供たちが、音楽を通じて成長していく姿を描く。」
などと書いてあるが、そんな風には全くとらえられなかった。
音楽は作品中鳴り続けているが、
青春音楽映画とはほど遠い。
バンドものでも、もちろんない。
そういうタイプの映画を観るつもりで行くと、確かに「なんじゃ、これ?」になる。
これまた賛否の分かれそうなラストシーンも含め(エンドクレジット後にあるのでご注意)、
どこまでが現実で、どこまでが妄想の類なのかはっきりしない。
そして、それははっきりさせる必要もないのだと思う。
余計だな、と思ったのは、脇に有名人が多かった点。
佐々木蔵之介さん、工藤夕貴さん、池松壮亮さん、佐野史郎さん、菊地凛子さん、永瀬正敏さんらがちょい役的に出演されているのだが、
正直なところ、これは余分だった。
主要キャストの一人であり、こういう映画にもピタッとはまる池松くんはいいとして、
それ以外の方は無名の役者さんの方がよかった。
ここだけはちょっと残念。
主役を演じた子どもたち4人(二宮慶多くん、水野哲志くん、奥村門土くん、中島セナさん)は、
みんなよかった。
まだ13歳の中島さんは、去年「クソ野郎と美しき世界」という映画で初めて観て、驚かされた。
これからもいろいろなところで姿を見るだろう。
「ウィーアーリトルゾンビーズ」は、映画ファン必見の作品。
アイデアと魂が詰め込まれた作品であり、
映画好きの人には伝わるのではないかと思う。
確かにヘンテコリンな映画だが、
映画ってそういうものだと思う。
長久監督は、2017年サンダンス映画祭ショートフィルム部門のグランプリを日本映画として初受賞しており、
本作でも、2019年サンダンス映画祭で日本映画として初めて審査員特別賞のオリジナリティ賞を獲得した。
試写会等で一足先に見た人からは、今年の「カメ止め枠はこれだ」といった声が聞かれたという。
しかし、その割に広がっていない。
ネットでの評価も必ずしも高くない。
むしろ嫌われているかのように感じる。
大外れの予感もありつつ、新しい才能の誕生には立ち会っておきたいと思って足を運んだ。
結果、食わず嫌いをしないでよかった。
やはり、観てみないとわからない。
好き嫌いがわかりやすく出て、
賛否も分かれる映画のようだが、
私は終始楽しめた。
通ぶった映画ではなく、
ややこしい話でもない。
設定や仕掛けは凝っているが、すんなり映画に入れるはずである。
本作を楽しめない人が一定以上おられることが私にはちょっと理解しがたいが、
好みというものは人それぞれだから、まあ仕方がない。
ただ、映画好きには伝わるはずだと信じる。
難しいことを考えず、作品の世界観に飛び込めば大丈夫だと思う。
ネットにある作品紹介では、
「感情を失った子供たちが、音楽を通じて成長していく姿を描く。」
などと書いてあるが、そんな風には全くとらえられなかった。
音楽は作品中鳴り続けているが、
青春音楽映画とはほど遠い。
バンドものでも、もちろんない。
そういうタイプの映画を観るつもりで行くと、確かに「なんじゃ、これ?」になる。
これまた賛否の分かれそうなラストシーンも含め(エンドクレジット後にあるのでご注意)、
どこまでが現実で、どこまでが妄想の類なのかはっきりしない。
そして、それははっきりさせる必要もないのだと思う。
余計だな、と思ったのは、脇に有名人が多かった点。
佐々木蔵之介さん、工藤夕貴さん、池松壮亮さん、佐野史郎さん、菊地凛子さん、永瀬正敏さんらがちょい役的に出演されているのだが、
正直なところ、これは余分だった。
主要キャストの一人であり、こういう映画にもピタッとはまる池松くんはいいとして、
それ以外の方は無名の役者さんの方がよかった。
ここだけはちょっと残念。
主役を演じた子どもたち4人(二宮慶多くん、水野哲志くん、奥村門土くん、中島セナさん)は、
みんなよかった。
まだ13歳の中島さんは、去年「クソ野郎と美しき世界」という映画で初めて観て、驚かされた。
これからもいろいろなところで姿を見るだろう。
「ウィーアーリトルゾンビーズ」は、映画ファン必見の作品。
アイデアと魂が詰め込まれた作品であり、
映画好きの人には伝わるのではないかと思う。
確かにヘンテコリンな映画だが、
映画ってそういうものだと思う。
連続試合出場は無理に続けるものではない ~ 広島・田中の連続試合出場のストップで思う ~ [ヨモヤ]
広島の田中広輔内野手の連続試合出場が636試合でストップした。
プロ2年目の4月から続けていたもので、セ・リーグ現役最長の連続試合出場記録だったそうだ。
コツコツ積み上げてきたものが止まってしまうのは残念だが、
今年の田中の成績ではやむを得ないと言うべきだろう。
規定打席以上では12球団唯一の打率1割台という状況では、
守備や走塁での貢献を見込んでも、試合に出続けるのはしんどい。
むしろ、ちょっと決断が遅過ぎたくらいだ。
プロ野球の世界で、連続試合出場が偉大だとされる理由は、
怪我なく勤めてきた、
ということではないと思う。
日本中から怪物たちが集まってくるプロ野球という世界で、
試合に出続けられるパフォーマンスを発揮し続けた、
という点にあるべきだろう。
休みなく働く、というだけだったら、
何十年間も無遅刻無欠勤というサラリーマンもたくさんいるだろう。
しかも野球のように冬の間はお休みということもない。
なぜこんなことをあえて書くかというと、
日本では、
「連続出場のために試合に出続ける」
ということがよく起こるからである。
その悪癖の発端となったのは、失礼ながら元広島の衣笠さんであったと思う。
当時の世界記録であったゲーリッグの記録を目指して試合に出続けられたのだが、
記録を破る前年1986年の打率.205は、規定打席到達者中断然の最下位(次に悪い選手が.234)であり、
普通なら試合に出続けられる成績ではなかった。
この悪癖を引き継がれたのが、こちらも失礼ながら元阪神の金本さん。
2010年シーズンは、全試合出場しながら、規定打席未到達という史上初の記録を作られた。
つまり、試合には出るが、あまり打席には立たなかった、戦力にはならなかったのである。
満足な送球もできないのに試合に出ることもあったが、
これなど美談でもなんでもないと思う。
さらにこれを引き継がれたのが阪神の鳥谷さんで、
監督の金本さん同様、相当無理をした形での連続試合出場を続けたが、
今は普通にベンチにおられる。
それでいいと思う。
現在連続試合出場を伸ばしているのは、
西武の秋山翔吾の750試合、ソフトバンクの松田の672試合である。
二人はチームをけん引する立場にいて、
そうである限りは記録にも意味がある。
記録のための出場や、
タイトル争いの際の欠場は、
プロ野球の魅力を大いに損ねてしまう。
残念な歴史が繰り返されないことを願う。
プロ2年目の4月から続けていたもので、セ・リーグ現役最長の連続試合出場記録だったそうだ。
コツコツ積み上げてきたものが止まってしまうのは残念だが、
今年の田中の成績ではやむを得ないと言うべきだろう。
規定打席以上では12球団唯一の打率1割台という状況では、
守備や走塁での貢献を見込んでも、試合に出続けるのはしんどい。
むしろ、ちょっと決断が遅過ぎたくらいだ。
プロ野球の世界で、連続試合出場が偉大だとされる理由は、
怪我なく勤めてきた、
ということではないと思う。
日本中から怪物たちが集まってくるプロ野球という世界で、
試合に出続けられるパフォーマンスを発揮し続けた、
という点にあるべきだろう。
休みなく働く、というだけだったら、
何十年間も無遅刻無欠勤というサラリーマンもたくさんいるだろう。
しかも野球のように冬の間はお休みということもない。
なぜこんなことをあえて書くかというと、
日本では、
「連続出場のために試合に出続ける」
ということがよく起こるからである。
その悪癖の発端となったのは、失礼ながら元広島の衣笠さんであったと思う。
当時の世界記録であったゲーリッグの記録を目指して試合に出続けられたのだが、
記録を破る前年1986年の打率.205は、規定打席到達者中断然の最下位(次に悪い選手が.234)であり、
普通なら試合に出続けられる成績ではなかった。
この悪癖を引き継がれたのが、こちらも失礼ながら元阪神の金本さん。
2010年シーズンは、全試合出場しながら、規定打席未到達という史上初の記録を作られた。
つまり、試合には出るが、あまり打席には立たなかった、戦力にはならなかったのである。
満足な送球もできないのに試合に出ることもあったが、
これなど美談でもなんでもないと思う。
さらにこれを引き継がれたのが阪神の鳥谷さんで、
監督の金本さん同様、相当無理をした形での連続試合出場を続けたが、
今は普通にベンチにおられる。
それでいいと思う。
現在連続試合出場を伸ばしているのは、
西武の秋山翔吾の750試合、ソフトバンクの松田の672試合である。
二人はチームをけん引する立場にいて、
そうである限りは記録にも意味がある。
記録のための出場や、
タイトル争いの際の欠場は、
プロ野球の魅力を大いに損ねてしまう。
残念な歴史が繰り返されないことを願う。
映画評 「耳を腐らせるほどの愛」 [映画評]
楽しみにしていた「町田くんの世界」がはまらず、
あと楽しみにしているのは岡田准一さん主演の「ザ・ファブル」くらい。
それでも、時間が空けば映画を観たくなる。
ゴールデンウイークはとうに過ぎ、
夏休みにはちと早いという微妙な時期。
映画館にかかっているのは「アラジン」「ゴジラ」という定番の対策。
それらはきっと面白いのだろうと思うけれど、面白いと決まっている映画を観ても面白くない。(んなことないか)
そこで、いろいろ考えた末に選んだのが本作、「耳を腐らせるほどの愛」。
多分、ダメなんだろうなあと思いつつ、
お笑いファンとしては、
NON STYLEの井上裕介さんが主演で、石田明さんが脚本、
とあっては、見届けておく必要があるように思えた。
映画の内容は、いわゆるドタバタコメディ。
一応、孤島での密室殺人的な設定にはなっているが、
誰もミステリーとは思わないし、ミステリー仕立てにもなっていない。
井上さんがいつものキャラで飛ばし、
他の出演者もベタベタの演技でかぶせてくる。
つまらなくはない。
それなりに面白く2時間が過ごせる。
しかし、映画を観た充足感はない。
映画は、ただ面白ければいいというものではないのだ。
そこが難しい。
ややこしい映画がいいというわけではないし、
コメディでも、いい映画はいくらでもある。
本作は、なんというか、どうにも物足りない作品であった。
土曜の午後4時頃から特別企画枠で90分番組として放送されていればそれなりなのだろうが、
映画という枠で見るとシオシオであった。
オチも、まあ。
興味深かったのは、映画の中に出てくる、
「東中野たとえ話サークル」。
このサークルには、ちょっと惹かれた。
「耳を腐らせるほどの愛」は、映画としてはどうにも届いてこない。
テレビか、
若しくは舞台なら映えるのだろう。
あと楽しみにしているのは岡田准一さん主演の「ザ・ファブル」くらい。
それでも、時間が空けば映画を観たくなる。
ゴールデンウイークはとうに過ぎ、
夏休みにはちと早いという微妙な時期。
映画館にかかっているのは「アラジン」「ゴジラ」という定番の対策。
それらはきっと面白いのだろうと思うけれど、面白いと決まっている映画を観ても面白くない。(んなことないか)
そこで、いろいろ考えた末に選んだのが本作、「耳を腐らせるほどの愛」。
多分、ダメなんだろうなあと思いつつ、
お笑いファンとしては、
NON STYLEの井上裕介さんが主演で、石田明さんが脚本、
とあっては、見届けておく必要があるように思えた。
映画の内容は、いわゆるドタバタコメディ。
一応、孤島での密室殺人的な設定にはなっているが、
誰もミステリーとは思わないし、ミステリー仕立てにもなっていない。
井上さんがいつものキャラで飛ばし、
他の出演者もベタベタの演技でかぶせてくる。
つまらなくはない。
それなりに面白く2時間が過ごせる。
しかし、映画を観た充足感はない。
映画は、ただ面白ければいいというものではないのだ。
そこが難しい。
ややこしい映画がいいというわけではないし、
コメディでも、いい映画はいくらでもある。
本作は、なんというか、どうにも物足りない作品であった。
土曜の午後4時頃から特別企画枠で90分番組として放送されていればそれなりなのだろうが、
映画という枠で見るとシオシオであった。
オチも、まあ。
興味深かったのは、映画の中に出てくる、
「東中野たとえ話サークル」。
このサークルには、ちょっと惹かれた。
「耳を腐らせるほどの愛」は、映画としてはどうにも届いてこない。
テレビか、
若しくは舞台なら映えるのだろう。
アメリカ利下げで日本はどうなる [経済を眺める楽しみ]
アメリカの株式市場が好調である。
このところ上昇のピッチを速めており、
ダウ、S&P総合500種ともに、史上最高値に接近している。
上昇の理由とされているのは、
米連邦準備理事会(FRB)が利下げをするだろうという観測である。
ここで行われていた連邦公開市場委員会では金利を据え置いたが、
年内には複数回の利下げがあるだろうと見込まれている。
FRBが利下げに踏み切るということは、
アメリカ景気に懸念が示されるということである。
しかしその懸念より、
利下げは株式には追い風、
という思惑の方がはるかに強い状況になっている。
アメリカの株価が上がることは基本的には日本にもいいことだが、
今回はどうか。
教科書どおりに市場が動くとすれば、
アメリカが利下げをすれば、ドル安の方向に動く。
つまり、円高圧力がかかるということで、
円高は日本株には逆風である。
アメリカ株と比較して、
日本株の出遅れが目立っているから、調整が期待される局面ではある。
しかし、
日米の景況感を比較すると、
その差もやむを得ないような感もある。
さらに、このあと消費増税も控えている。
そもそも利下げ期待で上げている相場は心配である。
実際にFRBが利下げを実施したときに、材料出尽くしでアメリカ株が下げる心配もある。
その際に円高が進んでいたら日本にとってはダブルパンチである。
アメリカ株の上昇は悪い話ではないが、
ちょっと気を付けておきたい。
このところ上昇のピッチを速めており、
ダウ、S&P総合500種ともに、史上最高値に接近している。
上昇の理由とされているのは、
米連邦準備理事会(FRB)が利下げをするだろうという観測である。
ここで行われていた連邦公開市場委員会では金利を据え置いたが、
年内には複数回の利下げがあるだろうと見込まれている。
FRBが利下げに踏み切るということは、
アメリカ景気に懸念が示されるということである。
しかしその懸念より、
利下げは株式には追い風、
という思惑の方がはるかに強い状況になっている。
アメリカの株価が上がることは基本的には日本にもいいことだが、
今回はどうか。
教科書どおりに市場が動くとすれば、
アメリカが利下げをすれば、ドル安の方向に動く。
つまり、円高圧力がかかるということで、
円高は日本株には逆風である。
アメリカ株と比較して、
日本株の出遅れが目立っているから、調整が期待される局面ではある。
しかし、
日米の景況感を比較すると、
その差もやむを得ないような感もある。
さらに、このあと消費増税も控えている。
そもそも利下げ期待で上げている相場は心配である。
実際にFRBが利下げを実施したときに、材料出尽くしでアメリカ株が下げる心配もある。
その際に円高が進んでいたら日本にとってはダブルパンチである。
アメリカ株の上昇は悪い話ではないが、
ちょっと気を付けておきたい。