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敗戦から始まるマー君の日本プロ野球第2章 [ヨモヤ]

楽天のマー君こと田中将大投手が17日、日本ハム戦で今季初先発した。
本来は開幕第2戦目の3月27日に先発する予定だったが、右ふくらはぎの違和感を訴え、半月以上遅れての登場となった。
マー君の日本復帰は今年のプロ野球最大の話題であり、
180万円のVIPファンクラブが14分で完売するほどの人気だった。
開幕直前での戦列離脱は感心しないが、4月中に復帰できて、まあよかった。

投球内容は、2本のホームランを浴び、5回3失点。
チームも1-4で敗れてマー君は敗戦投手となった。
国内で黒星を喫するのは、3163日ぶりのこと。
12年8月26日の日本ハム戦から続いた国内の連勝も28で止まった。
勝ち投手になれば、日本球界で通算100勝目となるところだったが、そちらもおあずけとなった。

思い起こせば、プロ入り初登板も黒星だった。
やられてからやり返す方がマー君らしい感じもする。

開幕してまだ間がないが、楽天はまずまず順調なスタートを切っている。
最大のライバルになるであろうソフトバンクもしぶとく星を重ねているが、
エースの千賀が長期離脱となりそうで、つけ入るスキは十分にある。
マー君には、勝ち星をどんどん重ねるということよりも、
ここ一番での投球が期待されているのではないかと思う。
シーズン終盤の大一番であったり、
クライマックスシリーズであったりといった場面で、
ソフトバンクに臆せず投げ込める存在となることが求められる。
今から秋が楽しみである。

マー君がまだまだやれる状態でメジャーから帰ってきたように、
日本とアメリカを普通の移籍のように行き来する時代が来ればいい。
お金だけを見ればアメリカの方がいいだろうが、
一定の水準を超えれば、それだけが問題ではなくなるだろう。
マー君が来年アメリカに行ってしまっても、それはそれでいいし、
またすぐに帰ってきても歓迎である。
MLBから1位指名されながらソフトバンクに入団したスチュアートのような例も増えればなお面白い。
もちろん、日本のプロ野球がMLBの傘下に入るような感覚とは全く違う。
それぞれにそれぞれの良さがあり、そこをわかったうえで選手が自由に行き来できればいい。

感染者を出しながらも、プロ野球はしっかりと日程をこなしている。
野球がある日常は、本当に嬉しい。

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