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もちろんドカベンを読んでいた [ヨモヤ]

漫画家の水島新司さんがお亡くなりになった。
82歳。

水島さんと言えば野球漫画。
有名な作品だけでも、
「あぶさん」
「一球さん」
「男どアホウ甲子園」
「球道くん」
「大甲子園」
「ドカベン」
「光の小次郎」
「野球狂の詩」
とどしどし挙げられる。

個人的には「一球さん」の最終巻が好きだったりするし、
人気のない頃のパ・リーグを取り上げてくださった「あぶさん」に恩義を感じたりもするが、
代名詞的な知名度を誇るのはなんといっても「ドカベン」であろう。

明訓四天王と呼ばれた
山田太郎、岩鬼正美、殿馬一人、里中智のほか、
ライバルとして描かれていた、
不知火、雲竜、土門、
影丸、フォアマン、賀間、犬飼、坂田、武蔵坊、義経などなど、
今でも名前とプレーぶりを思い出すことができる。

岩鬼の悪球打ちも魅力的だったが、
多くの野球少年が真似をしたのは、殿馬の秘打の数々。
「白鳥の湖」「花のワルツ」「G線上のアリア」といった奇天烈な打法をコピーしようとしたものだった。

水島さんの野球漫画の魅力は、
漫画らしい奇想天外さと、
豊富な知識に裏付けられた綿密な描写が共存しているところだった。
そして、にじみ出る野球愛が読者をひきつけた。

水島漫画に出会えて楽しかった。
ありがとうございました。

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