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映画評 「シン・仮面ライダー」 [映画評]

「シン」なんとか、
という表現が広まっている。
きっかけは、2016年の「シン・ゴジラ」だろうか。

庵野さんの関わる作品はゴジラ後も
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
「シン・ウルトラマン」
と続き、
今作が4作目。
これまではどれもがヒットを飛ばしてきた。

仮面ライダーの主演に池松壮亮さんが起用されると聞いたとき、
これは面白くなりそうだと思った。
池松さんは二枚目アクション俳優とはちょっとニュアンスが違うから、
内省的なライダーが誕生しそうな予感がした。
2号役に柄本佑さんというのも絶妙であるように感じた。

しかし、出来上がった映画を観てみると、
「はれ?」。
なんだかへんてこりんな展開。
もちろん、単純な勧善懲悪を観たかったわけではないのだが、
意味不明な話を眺めさせられるのもヘキエキ。
仮面ライダーの背景も苦悩も掘り下げ不足で、
気持ちが入らない。
ショッカー側が単純な悪ではなく何やら事情があるのはいいのだが、
何をしたいのかがよくわからず納得感は低い。

浜辺美波さん演じるクールなヒロインが、
しょっちゅう「私は用意周到」というのだがその割に全く役に立たないのも、
ギャグとして受け取ればそれはそれでだが、
ギャグではないとすると一体何なのか。
いや、全編ギャグなのか。

「これじゃない」
という感想は、大雑把すぎてあまり好きではないのだが、
そう感じた方は少なくないだろう。
子供向けでも大人向けでもなく、
エンタメでも文芸でもない。
楽しみにしていただけに、力が抜けた。
抜けきった。

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ピリッとしていた「カンブリア宮殿」に戻りますように [ヨモヤ]

テレビ東京系の経済情報番組
「日経スペシャル カンブリア宮殿」
を放送当初から欠かさず見ている。
2006年4月放送開始で、放送時間が変わったこともあったが、
かれこれ15年以上見続けていることになる。

注目されている経営者や著名人、政治家などをゲストに招き、
インタビューと取材VTRで進行するという大枠は変わっていないが、
初期はスタジオに観客を入れて公開で収録する形で、
質問に答えるコーナーもあった。
さらに、村上龍さんの突っ込みも今より格段に厳しかった。
結果、緊張感のあるいい番組になっていた。
ゲストと作家・村上龍の真剣勝負、
といった要素もあった。

今のカンブリアはどうだろう。
失礼ながら初期の頃のような緊張感は失われてしまっていると言わざるを得ない。
呼んでいるのは、
業績が好調な企業か、
今注目の政治家や起業家などだから、
褒めることが中心になるのはわかる。
しかし、よいしょ番組になってしまうのは残念だ。

食品関係の企業の場合、
番組の前半に村上さんと小池さんが試食することが多い。
小池さんは、当然役割として絶賛する。
そして村上さんも美味しそうに食べる。
それを見て小池さんが、
「龍さんがこんなに食べるのは珍しいですね」
と言う。
それが定番になってしまっている。
まあ、別にいいけれど、ちとゆるい。

毎週毎週、旬な経営者や文化人などを招き、
歴史や現在の業績やエピソードを調べ、
秘話や裏話を聞き出していく。
そのうえで、番組としてもきちんと成立させる。
大変な作業だと思う。
だから、これからも見続けていく。
ただ、もう少しピリッとしていただけると嬉しい。

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赤頭巾ちゃん気をつけて [読書記録]

とある企画の賞品を考える機会があった。
賞品として何かを出すかどうか、
渡すとして何を渡すか、
といったことは私に委ねられていた。

私は、本を贈りたいと思い付き、
何を買うと決めずに本屋に行った。

本屋の棚を眺めていて、贈り物として心に浮かんだのは、
大崎善生さんの「聖の青春」と
庄司薫さんの「赤頭巾ちゃん気をつけて」の2作だった。

その企画には仕事を少しでもよいものにしたいと思う元気のいい人たちが集まっていて、
その意味ではさらに生きることに力をもらえる「聖の青春」がふさわしいように思えたが、
何故か心惹かれたのは
庄司薫さんの「赤頭巾ちゃん気をつけて」だった。

「赤頭巾ちゃん気をつけて」は、1969年の芥川賞受賞作。
もう50年以上も昔の作品ということになる。
しかし、いい作品は古いことが傷になることはない。

ちなみに、アマゾンの書籍紹介はこんな感じである。
『学生運動の煽りを受け、東大入試が中止になるという災難に見舞われた日比谷高校三年の薫くん。そのうえ愛犬が死に、幼馴染の由美と絶交し、踏んだり蹴ったりの一日がスタートするが――。真の知性とは何か。戦後民主主義はどこまで到達できるのか。
青年の眼で、現代日本に通底する価値観の揺らぎを直視し、今なお斬新な文体による青春小説の最高傑作。』

小説の主人公である薫くんは、
繊細で臆病で自意識過剰で、
しかし、
勇敢で優しく何かと戦っている。
そんな薫くんが自分を見つめて、
女の子を助ける決意を固める。

文体はとても分かりやすく、
話もややこしくないので、
若者の一日の出来事としてすっと入ってくる。
何気ない日常が、いつまでも変わらないものを感じさせる。
「生きなきゃ」
という気持ちにさせられる。
「守らなきゃ」
という決意が生まれる。

「赤頭巾ちゃん気をつけて」を受け取った方は、
もう読まれただろうか。
どんなことをお感じになっただろうか。

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性懲りもなくパ・リーグ順位予想 [ヨモヤ]

プロ野球の順位予想は簡単なようで意外と難しい。
競馬と違い人間がやることだし、
予想するための情報もたっぷりあるんだし、
6チームしかないんだから、
当たってもよさそうなものなのだが、
これが当たらない。
今年も当たらないとわかっているが、
予想すること自体が楽しいので、性懲りもないやってみよう。

ちなみに去年のパの順位は以下のとおり。
1 オリックス
2 ソフトバンク
3 西武
4 楽天
5 ロッテ
6 日本ハム

オフの期間、最も補強を進めたのはソフトバンク。
日本ハムから近藤、ロッテからオスナという大物を抜き、
そのほかにもガンケル、有原、嶺井が加わった。
ただし、千賀を失ったのは大きい。
吉田が抜けたオリックスだが、
西武の森を獲得し、山下舜平大のブレイクにも期待が高まる。
西武は、森が抜けたのは痛いが、投手陣は充実している。

去年Bクラスだったロッテ、楽天、日本ハム。
それぞれそれなりの補強はしたものの、勢力図を一変させるような驚きはない。
新球場となる日本ハムの躍進を期待したいところだし、
若手選手の躍進が楽しみだが、優勝争いまではどうか。

私の予想はこんな感じである。

1 オリックス
2 ソフトバンク
3 日本ハム
4 西武
5 ロッテ
6 楽天

オリックスは吉田の穴は埋められないだろうが、投手陣が1点を守り切るのではないだろうか。
先発もブルペンも強力である。
近藤、オスナの加入で盤石に見えるソフトバンクだが、千賀の穴は埋まっていない。
3位に日本ハムを据えてみた。
補強は十分とは言えないが、若手の成長で補えるのではないかと期待する。
新球場効果が生きてくるといいが。
西武は打線が心配。
ロッテ、楽天は本拠地の応援が熱い両チーム。
その意味では、ファンを喜ばせてほしいが、
上位2チームとは少し差があるように感じられる。

かつてないほどWBCが盛り上がり、
野球への注目が上がっている。
いいシーズンにして、さらなる野球への関心の高まりにつなげたい。

世界一の野球大国、ニッポン。
WBCを超えるような熱い戦いを楽しみにしている。

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映画評 「零落」 [映画評]

原作は浅野いにおさんの同名タイトルの漫画。
浅野さん作品では、「ソラニン」「うみべの女の子」に次ぐ映画化ということになる。

監督は竹中直人さん。
役者との二足の草鞋を続けて30年超、監督作はこれで10本目。
本作は、書店で原作をたまたま読み、ほれ込んで映画化につなげたのだそうだ。

主人公は漫画家。
長期連載終了後スランプに陥り、
自暴自棄になり、
妻に当たり散らし、
風俗嬢に甘える。
まさに零落であるが、悲壮感はない。
漫画チックな落ち込み方。

竹中監督はそれを狙ったのかもしれないが、
漫画家の苦しみが悲痛な叫びとしては伝わってこない。
単に自意識過剰で困った奴としか思えない。
なので、感情を移入するに至らない。

主人公を演じるのは斎藤工さん。
だらしない男を斎藤さんらしく演じられた。
風俗嬢役に趣里さん。
こちらは魅力的であった。
妻役にMEGUMIさん。
今作ではプロデューサーも務められている。

竹中監督は、キャストに対し、
「好きな方というよりも必要な方々だった。声の音色も大事だった。
浅野いにお、というたった1人の観客のために。
いにおさんに僕のラブレターを届けたかった。僕のわがままにつきあってくれた」
とおっしゃったという。
ふむ。
にいおさんに向けた映画だったか。
だとしたら成功だったのだろうか。
どちらにせよ、
観客の方には今ひとつ向いていなかったような気がする。

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映画評 「わたしの幸せな結婚」 [映画評]

予告編がまるでピンと来ず、
展開が見え見えな感じもあり、
この映画はパスするつもりだった。
しかし、ふと時間が空き、
たまたま見たレビューがかなりの高評価。
ですよね。
喰わず嫌いは駄目ですよね。

目黒蓮さんと今田美桜さんという今が旬の二人が主演。
この映画を楽しむコツは、
ストーリーなどというしゃらくさいものは一切無視し、
この二人の姿を楽しむことである。
演技が上手いとか下手とか、そんなこともしゃらくさい。
いい映画を観たいとか、
そんな贅沢なことを考えてはいけない。
お二人の姿をありがたく拝見すればそれで十分ではないか。

と、考えないとやりきれない。
予告編で予想した下限の感じの作品。
映画として真面目に観てしまうのはかなり無謀。

「ベイビーわるきゅーれ」の髙石あかりさんがわかりやすい意地悪女として出演。
髙石さんは、ベビわるの続編「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」が控えている。
この映画のことは忘れて、2ベイビーを楽しみにしよう。

監督されたのは塚原あゆ子さん。
求められているものを撮った、
ということかもしれないが、
今時こんな映画を、しかも女性が撮るとは。
軽くため息が出るが、いやいや映画として真面目に観ては無謀だと戒めたばかりではないか。

この作品のいいところは、
目黒さんと今田さんを大きなスクリーンで延々と見続けられること。
それで十分と思える人にとっては、
十分にいい映画なのだと思う。

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何年経っても思い出してしまうな ~ WBCが頭に焼き付いて ~ [ヨモヤ]

フジファブリックというロックバンドに
「若者のすべて」
という曲がある。
すごいタイトルだが、若者を描き切る内容ではなく、
夏の終わりの1シーンを切り取ったものである。
しかし、なぜかこの大仰なタイトルに納得してしまう。

曲の中に、
「何年経っても思い出してしまうな」
という歌詞がある。
この曲自体、何年経っても思い出してしまうものだが、
今年のWBCのことも何年経っても思い出すだろう。

ヌートバーの韓国戦でのファインプレー、
指を骨折しても出場し続けた源田、
大谷の自身の看板直撃弾、
苦しみ続けた村上の準決勝と決勝での豪打、
メキシコ戦での吉田の起死回生3ラン、
とにかく塁に出る近藤、
伊藤大海のマウンド度胸、
アメリカ打線に対して臆せず腕を振る今永、高橋、戸郷、
相手にボールを投げさせる中村、
周東の快足などなど。

宇田川、宮城、山崎といったオリックス投手陣がアメリカ打線に立ち向かうところを見たかったり、
山川の打席をもっと見たかったり、
欲張ればまだまだあるのだが、さすがにそれは望み過ぎだろう。

最後の最後で大谷とトラウトの対決が見られたのはあまりにも出来過ぎ。
野球ファンへのご褒美という感じだろうか。
甲子園での斉藤対田中といい、野球の神様はわかりやすい演出をしてくださる。

チェコチームの好感度にあふれるプレーが話題になったり、
日本チームのマナーが称賛されたり、
勝ち負け以外のことに注目が集まったのも気持ちがよかった。
今回のWBCは、
こんな大会になったらいいな、
という望みをはるかに超えた大成功を収めた。

WBCロスになりそうだが、
甲子園ではセンバツがたけなわであり、
すぐにプロ野球が開幕し、
メジャーも始まる。
この星には野球がある。

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映画評 「Winny」 [映画評]

2000年代の初頭、
「Winny」というソフトが大きな話題となったことがあった。
ネットを通じて映画や音楽を自分のパソコンに取り込めるというもので、
YouTubeもネットフリックスもない時代、
これを活用した人も少なくないだろう。

Winnyには負の要素もあった。
違法アップロードが社会問題化し、
著作権侵害という指摘も絶えなかった。
ただし、そうした問題のある使い方がされているからといって、
ソフトの開発者が責められるのもどこか違う。
うまく育てていれば大きなビジネスの種になっていた可能性も小さくない。

本作は、ファイル共有ソフト「Winny」の開発者である金子勇さんの実話を基に描いている。
残念ながら金子さんはすでに亡くなってしまっているのだが、
映画のエンディングでは生前の金子さんの姿も映される。

映画は裁判の様子を中心に、
専門バカ的な天然キャラの金子さんと、
金子さんを何とか守ろうとする弁護団の奮闘が描かれる。
比較的地味な作品であると思うが、終始面白く観ることができた。
突っ込み不足と思える点や、
回収され切っていない要素もあったが、
しっかり楽しめた。

主演は東出昌大さん。
いまだに風当たりの強い東出さんだが、コツコツといい映画に出続けられている。
今年に入ってから公開された「とべない風船」も佳作だった。
三浦貴大さん、皆川猿時さん、和田正人さん、吹越満さんという面々で構成された弁護団がいい。
特に吹越さんはさすが。

脚本、監督を務められたのは、「ぜんぶ、ボクのせい」などの松本優作さん。
面白く、興味深い映画を撮られた。

映画のホームページに、松本監督の本作への思いが掲載されている。
映画を作った意味のようなものが伝わる文章なので、少し長いが引用させていただきたい。
思いのこもった映画が観られるのは嬉しい。

『もし金子さんが逮捕されなかったら、もしまだ生きていたら、今の日本は大きく変わっていたかもしれません。悔しいのは、彼のような天才が、裁判の7年によって、文字通りその未来を奪われてしまったことです。映画という文化は、ある時代の中で、埋もれてしまった場所に光を当てることだと思います。未だ世間にさらされていない金子勇という天才技術者と、彼を支え、共に戦った壇さん始め弁護団の皆様が生きた時間に、私は光を当てたい。この映画が、わたしたち人間が、より自由に、平等に生きてゆくための試金石となることを願って。』

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栗山監督、恐れ入りました [ヨモヤ]

栗山監督の最大の貢献として、
参加は難しいと思えるような選手を集めてくれたことがある。
二刀流の大谷、
パドレスと大型契約をしたばかりのベテランのダルビッシュ、
メジャー一年目となる吉田、
はじめての日系選手としてのヌートバー。
栗山監督だから集まってくれた面もあると思う。

しかし、その他の選手の選び方には、正直疑問も持った。
左打ちの選手ばかりを集めたように見えたし、
セットアッパーが呼ばれていないし、
野手が少な過ぎるようにも感じた。

本番が始まってからは、
村上へのこだわりが強過ぎるように思えた。
代わりがいないのならともかく、
ほかに優れた選手がいるのだからもっと柔軟に考えてもいいように感じた。

メキシコとの準決勝に佐々木、山本の2枚をつぎ込むのもどうかと思った。
決勝が控えているのだから。

だが、決勝までを見ると、
すべて栗山監督のシナリオどおりに進んだような気さえする。
こんなにうまくいくはずがないが、
うまくいく可能性を探り続けたからこその結果である。
栗山監督、恐れ入りました。

我慢し続けた村上は、
準決勝でサヨナラ打、
決勝では同点ホームラン。

投手陣は、超強力なアメリカ打線に対して、細かい継投で立ち向かった。
確かにこの戦いなら、メキシコ戦は佐々木と山本の二人に任せてよかったのだとわかる。
ましてや、ダルビッシュ、大谷の二人が投げてくれるのなら。

最終回のマウンドに大谷が上がり、
最後の打者がトラウト。
劇的過ぎる幕切れも、栗山監督の頭にはあったのだろうか。

栗山監督、恐れ入りました。
野球の楽しさ、怖さ、奥深さを教えていただき、
本当にありがとうございました。

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野球に酔う [ヨモヤ]

子どものころからずっと野球を見て来た。
接戦、熱戦も、
数限りなく見たけれど、
国民大注目のWBC準決勝という舞台での逆転サヨナラには、
さすがに震えた。

日本が勝ったから言えることでもあるが、
WBC準決勝、日本対メキシコ戦は、実に面白い試合だった。
静かな立ち上がり、
不利とされているチームの先制、
中盤のせめぎ合い、
後半の怒涛の展開。
ホームラン、クロスプレー、好走塁と、
野球の楽しめる要素がてんこ盛りだった。
野球に酔った。

メキシコは、実にいいチームだった。
なんとなく大雑把な野球をするイメージがあるが、
実際には投手も打者も粘り強く日本に立ち向かってきた。

国際試合で相手にリードを許すと、
見ていてジリジリしてくるのだが、
メキシコ戦では不思議とそういう感情にはならなかった。
双方が死力を尽くして戦っていて、
結果は時の運という感じに見えたからだ。

日本選手のいい当たりが外野手の守備範囲に飛ぶことが多く、
今日はメキシコの日なのだろうと思えた。
そういう日もある。

一次リーグからずっと不振が続く村上が、この日も3三振。
しかも、チャンスでの凡退が続き、このままでは村上と心中になると思えた。
それはどうなのか、
山川に替えるべきではないのか、
と思いながら見ていたが、
最後にドラマが待っていた。
漫画のような。

決勝の相手はアメリカである。
これまでにない最強のメンバーが揃ったとされていて、実際そうなのだろうが、
実は第1回大会から結構なメンバーがあつまっていた。
2006年の第1回メンバーには、
ジーター、A.ロッド、チッパー・ジョーンズ、ケン・グリフィーJr
といった錚々たる顔ぶれが揃っていたのである。
それでも彼らは勝てなかった。
だから、恐れることはない。
日本の投手陣が短いイニングを全力で投げれば、
どんなチームであろうとカンカン行かれることはない。

ただ、最少失点で抑えられるようなチームでもないので、
何点かは取られるだろう。
そのぶんは打って返せばいい。
アメリカは打撃陣と比べて投手陣は手薄なので、
付け込む隙はあるはずだ。

夢のようなWBCの期間が明日で終わる。
目いっぱい楽しませてくれた選手、スタッフの皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいである。
最後、またいい試合を見せてください。

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