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映画評 「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」 [映画評]

本作は、「ジョジョの奇妙な冒険」Part4、「ダイヤモンドは砕けない」の登場人物である
岸辺露伴を中心として展開するスピンオフ作品。
2020年よりNHKでドラマ化され、
これが好評を博したこともあり、映画化の運びとなった。

主役の岸辺露伴を演じるのは高橋一生さん。
クールな感じがはまっている。
担当編集者役の飯豊まりえさんもテレビシリーズに続いての出演。
映画版での目玉キャストは木村文乃さん。
木村さんはとても美しく映されていて、ファンの方は満足されると思う。
木村さんの姿がこの映画の最大の見せ場であろう。

しかし、
高橋一生ファン若しくは木村文乃ファン以外の方にとって、本作はどうだろう。
ストーリーはヘンテコで緊迫感はないし、
演出もいかしていない。
私は、映画の前半から波状攻撃のように襲ってくる眠気に対し防戦一方だった。
マラソンランナーが次の電柱まで頑張ろうと言い聞かせるように、
ここを乗り越えればきっと面白くなるはずだ、と信じたのだが、
一向に自体は好転しなかった。

テレビドラマで成功した作品は、
テレビだから成功する面があり、
映画にした途端、すっかり魅力を失うことがある。
本作も、わざわざルーヴルまで行って、こんな退屈な作品にしてしまうとは。
監督の渡辺一貴さん、脚本の小林靖子さんともドラマ版と同じということだが、
一体どうしたか。

もっともっともっと短くすれば、見応えのある作品になったのだろうか。
長い短いという問題でもないように思えたが、
それでも長いよりはまし。
眠かった。
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