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高梨沙羅さんの快挙をもっと称えたい [ヨモヤ]

日本人アスリートが、世界の舞台で一位になる。
これは、滅多にある話ではない。
瞬間風速的にトップに立ったというわけではなく、
積み上げた記録であればなおさらである。

ノルディックスキーのW杯ジャンプで、
高梨沙羅さんが歴代最多記録となる109度目の表彰台に立った。
男女を通じての記録の更新である。

それまでの記録を持っていたのは、フィンランドのヤンネ・アホネンさん。
日本では名前の語感の面白さで知られているが、ヨーロッパでは英雄的存在。
高梨さんはその記録を破り、男女通じて歴代一位に上りつめた。

もちろん、女子のジャンプは歴史がまだ浅く、
選手層も男子ほど厚くない。
だから、単純に比較すべきものではない。
それでも、W杯という世界の大舞台で109回も表彰台に立ったということの価値は燦然と輝くものである。

海外メディアは、
「まだ24歳のタカナシは間違いなくスキージャンプ史で永遠に名を残すことになる」
「彼女の強さはまさに歴史的だ」
「サラ・タカナシの驚くべき偉業!」
など、称賛の声で伝えているらしい。

日本でも取り上げられているが、その扱いは十分ではないような気がする。
高梨さんは、
世界の、
歴代の、
一位になったのである。
もっと大きく取り上げて当然ではないだろうか。

日本のメディアからすると、もっと注目されているスポーツがたくさんあり、
スペースを割き切れないということなのだろう。
しかし、しっかり価値を伝えていくということもメディアの役割の一つだと思う。
私は野球ファンだが、
オープン戦での大谷の結果の方を大きく取り上げられているように見えるのは、いかがなものだろう。

さて、高梨さんがまだ獲得していないものといえば、
なんといってもオリンピックでの金メダルである。
冬のオリンピックは、もう来年に迫っている。
アホネンさんは、オリンピックでのメダルには縁がなかったが、高梨さんはどうだろう。
宿願が果たされることを祈りたい。

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