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にしても大谷がMVPを獲るのは大変 ~ DH専任者にMVPは高い壁 ~ [ヨモヤ]

大谷のバットが止まらない。
開幕当初こそ、いろいろあったこともあってかホームランが出ず、とやかく言われたが、
ここのところですっかり覚醒。
5月7日の試合終了時で、
打率は.370でリーグトップ、
ホームランも11本でトップ、
打点は27で3位、
長打率は.705でトップ、
OPSも1.139でトップと、
素晴らしい数字を残している。

ここまでの数字は去年の打撃成績を上回るものであり、
このままいけばMVP間違いなし、
かというとそうでもない。
なにしろ、DH専任の選手のMVP獲得は大きな大きな壁なのである。

データを聞かされて驚くが、
1973年にDH制度が導入されて以降、DH専任でMVPに輝いた選手は一人もいない。
DH専任ということは、打撃面でチームの中心であるはずで、
メジャーで重視される長打率やOPSの数字も高い選手が多いと思われる。
にも関わらず、
MVPになった選手が少ない、のではなく、一人もいないとは。

なぜDHの選手がMVPになれないかというと、
当然のことながら守備面でのプラスがないからである。
これまで大谷は2度のMVPを獲得しているが、
それは二刀流ゆえのことであったとも言える。

とは言え、DHがMVPを獲得することが絶対に不可能というわけではない。
ずば抜けた数字を残しさえすれば、選ばれなくもないはずだ。
では、一体どのくらい打てばいいのだろう。

参考に、これまでもっともMVPに迫ったDH専任の選手は、
ビッグ・パピこと、もとレッド・ソックスのオルティーズ。
オルティーズはその全盛期である
2005年にホームラン47本、148打点の打点王、
2006年はホームラン54本、137打点の2冠王に輝いている。
去年の大谷の成績をも上回る強力な成績だが、
この成績でもMVPには届いていない。
まあ、盗塁は1つしかしていなかったが。

となると大谷がMVPを獲るためには、少なくともオルティーズ並みの数字を残す必要がある。
ホームランは50本以上、
打点は140以上。
打率は、.330は欲しいだろうか。

もし大谷がMVPを獲れば、
DHで初の快挙であることに加え、
リーグをまたいでの連続受賞となる。
そんな普通ならあり得そうもないことも、
すんなりやってしまいかねないのが大谷である。

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井上 対 ネリ 「期待を超える」というあり得ないことを起こした大一番 [ヨモヤ]

スポーツにおいて
「大一番」
という試合は往々にして見る側からすると期待外れに終わる。
その原因は、
大切な試合だからと双方が手堅く戦ったり、
勝ちにこだわるあまりダイナミックさが失われたり、
実力が拮抗しているがゆえに試合としての起伏がなかったり、
など、様々だろう。
もちろん、期待が大き過ぎた、という面もあると思う。

井上対ネリ、
という顔合わせに期待は高まった。
もろもろの因縁のあるネリに対して、
井上がはっきりした勝ち方をしてくれることが大方の期待だったと思う。
一方的なKO勝ちであったとしても期待に応えたとは言えるだろう。

では、期待を超える試合となるにはどうなればいいか。
ネリが本来の強さを見せて井上を苦戦させる必要がある。
しかし、井上が押され過ぎて、印象として「ネリ強し」となってしまっては意味がない。

実際の試合は、
1R目に井上がプロ入りを初のダウンを食らい、
2R目には井上がダウンを奪い返し、
3R目からは井上が力の差を見せ始め、
4Rには井上がエンタテインメント的な動きを混ぜ始め、
5Rには井上が2回目のダウンを奪い、
6Rにロープ越しに吹っ飛ぶというわかりやすい結末を迎えた。

ネリが本来の強さを見せ、
井上がそれを上回る強さを見せて圧倒しつつ、
プロとしての見せる要素も交えつつ、
最後は豪快にKO。
期待以上、と言える試合内容だった。

試合後の井上は、
「東京ドームで34年ぶりのボクシングの試合で自分自身すごくプレッシャーがあった」
と話し、
ダウンを喫した後に笑みをみせたシーンには
「やっぱりボクサーということで、そういうシーンというのは自分自身燃え上がるところがあるので、非常にハイテンションで試合をしていた」
とした。
つまり、井上にとっても平常心ではいられない試合だったということになる。
それが隙にもなり、
リング上での派手な振る舞いにもなり、
豪快なKOにもつながったのだろう。
試合は危ない面もあったが、トータルでは結果オーライだった。

今後、井上に、今回以上の大きな舞台が用意されるかどうかはわからない。
井上がいくら強くても、相手に魅力がなければ大きな箱は埋まらない可能性があるからだ。
しかし、この先がどうであれ、34年ぶりのドーム開催は大成功だったと言っていいだろう。

伝説の夜になった。
立ち会われた皆さん、おめでとうございました。

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プロ野球 年棒の納得度が高いチームが強いとも限らない [ヨモヤ]

日本プロ野球選手会が、2024年度の年俸調査結果を発表した。
それによると、外国人選手や非会員選手を除く平均年俸は、
前年比5.5%増の4,713万円。
調査開始以降で最高額となった。

球団別では、ソフトバンクが6,806万円で1位。
昨季日本一の阪神とリーグ3連覇のオリックスはそれぞれ前年から3割近くのアップ。
最下位は、3年連続で日本ハムだった。

年俸とは別に、昨オフの契約更改の満足度についてのアンケートも取られている。
こちらはなかなか興味深い。
5段階評価のうち、上位2つ「大きく満足」、「満足」と答えた選手の割合のランキングは以下のとおり。
ちなみにカッコ内は平均年俸の順位である。

1位 ソフトバンク (1位)
2位 阪神 (3位)
3位 ロッテ (11位)
4位 DeNA (6位)
5位 巨人 (2位)
6位 西武 (9位)
7位 広島 (10位)
8位 日本ハム (12位)
9位 オリックス (5位)
10位 中日 (8位)
11位 ヤクルト (4位)
12位 楽天 (7位)

平均年俸1位のソフトバンクが、契約更改に対する満足度も1位。
いい契約更改をしていることがわかる。
しかし、平均年棒2位の巨人は満足度では5位。
また、平均年棒では下から2番目のロッテが満足度では3位。
佐々木の契約でひと悶着あったが、全体的には理解されているようだ。

普通、強いチームの年棒は高くなる。
しかし、勝った分上がるかというとそこはなんとも言えない。
満足度が9位のオリックスはそんな感じだろうか。

平均年棒が高くても、
契約更改の満足度が高くても、
だからといって勝てるわけでもない。
このあたりのさじ加減が難しそうだ。

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ここのところで読んだ30冊 [読書記録]

ここのところで読んだ30冊は以下のとおり。

「起業のステップアップ術」 マツド アケミ
「The Steve Jobs Story」
「がん消滅の罠」 岩木 一麻
「わすれられないおくりもの」 スーザン・バーレイ
「悦ちゃん」 獅子 文六
「入門マクロ経済学」 中谷 巖 ほか
「ひなびた温泉パラダイス」
「医者という病」 和田 秀樹
「腰痛は歩いて治す」 谷川 浩隆
「白い夏の墓標」 帚木 蓬生
「プレゼンのレシピ」 野中 アンディ
「黒子のリーダー論」 丸山 茂雄
「13歳からのMBA」 中川 功一
「弥生時代ガイドブック」 安藤 広道
「ここが変だよ地方議員」 小田 えり子
「American Pie」 Kay Hetherly
「13歳から鍛える具体と抽象」 細谷 功
「絵でわかるマクロ経済学」 茂木 喜久雄
「アウトプット思考」 内田 和成
「手紙屋」 喜多川 泰
「自転しながら公転する」 山本 文緒
「特攻服少女と1825日」 比嘉 健二
「ガザの声を聴け!」 清田 明宏
「私が50歳ならこう増やす!」 朝倉 智也
「宙わたる教室」 伊与原 新
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」 佐々木 典士
「太陽の塔」 森見 登美彦
「これさえ知っておけば、小説は簡単に書けます。」 中村 航
「笑い」 ベルグソン
「体幹を鍛えれば腰痛は治せる」 佐藤 秀樹、木場 克己

比嘉健二さんの「特攻服少女と1825日」は、特攻服に代表されるファッションに身をつつむ、いわゆる「レディース」の姿を描いたノンフィクション。雑誌を作る側からの視点が面白い。

伊与原新さんの「宙わたる教室」は、定時制高校を舞台にした青春科学小説。わかりやすく熱い展開は映画向き。いつか映画化されないだろうか。

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決戦の日近づく 井上 対 ネリ [ヨモヤ]

世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥 対 元2階級世界王者で現WBC同級1位のルイス・ネリの一戦が、
いよいよ近づいてきた。
場所は、東京ドーム。

井上がネリと闘う意味があるのか、
といった声も聞かれたが、
東京ドームという巨大な箱を使い、
世の中的にも大きな話題になっていることを考えれば、
すでに成功だったと言えるのではないだろうか。
あとは、無事に試合が行われることを祈りたい。

下馬評は井上が圧倒的有利であり、
私もそうなることを願うが、
ネリの攻撃力はあなどれない。
もともと才能がある選手が、
一時の低迷を脱して態勢を立て直し、
さらにこのビッグマッチに向けてモチベーションを高めているとあっては、
番狂わせがあっても驚かない。
もちろん、そういう心配があるからこそ、この試合の前景気が盛り上がっている。

周りの気の早い声は、
井上はすでにスーパーバンタムでやるべきことはない、
というものだが、
本人はもうしばらくこの階級に残るようだ。
それが妥当だろうと思う。

どんな結果になろうと、
歴史的な大一番であることは間違いない。
井上 対 ネリ、
日本ボクシング史に残る決戦まであとわずか。

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映画評 「あまろっく」 [映画評]

映画のタイトルとなっている「あまろっく」は、
兵庫県尼崎にある尼崎閘門(あまがさきこうもん)の通称名「尼ロック」から来ている。
尼崎市臨海部の運河・河川と尼崎港を隔てる閘門であり、
治水・高潮対策及び臨海部の船舶利用のために設置されているのだという。
この映画を観るまで、そのような施設の存在を知らなかった。

「ご当地映画」というジャンルがある。
明確な定義はないが、Wikipediaでは
「ある地域を舞台とし、実際に撮影が行われた作品」
と広くとらえている。
「21世紀以降、行政・市民有志・企業など地方側が主体的に動いて『ご当地映画』を企画製作する事が増えている」
との記述もある。
本作もそうした作品の一つであろうか。

残念ながら、というべきか、
ご当地映画はそういうものだと割り切るべきか、
ご当地映画で優れた作品には滅多に出会えない。
優れた、という表現は多分に主観的ではあるが、
面白い作品、楽しめる作品はあっても、優れた作品はあまりない気がする。
ご当地映画にそうしたことを求めるのは筋違いなのだろうか。
近年で例外と言えるのは青森県を舞台にした
「いとみち」。
この作品は、その年のキネマ旬報ベスト・テン日本映画第9位に選ばれるなど高く評価された。
それ以外のほとんどの作品は、
あたたかかったり、ほのぼのしたり、ということはあっても、
「いい映画を観たなあ」
には至らず。
まあ、ご当地映画にそうしたことを求めるのは筋違いなのだろう。

「あまろっく」は、尼崎市を舞台としたご当地映画。
コメディであり、
ちと首を傾げてしまう展開の連続。
さすがに感情が理解できない部分も少なくない。
コメディだからと割り切ったとしても。

楽しめる映画ではあるが、
いい映画、と思える作品までにはかなりの距離がある。
しかしまあ、ご当地映画にそうしたことを求めるのは筋違いなのだろう。

いや、そうだろうか。
ご当地映画にそうしたことを求めてはいけないのだろうか。
映画である以上、いい映画であることを求めたいが、それは欲張りすぎるのだろうか。

江口のりこさんと中条あやみさんがダブル主演。
江口さんはいつもの芸達者ぶりを披露し、中条さんは元気はつらつ。
尼ロック的な存在の江口さんの父役に笑福亭鶴瓶さん。
駿河太郎さんも出演されていて、鶴瓶さんと親子共演をされている。

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高揚感はまるでなかった衆院補欠選挙 [ヨモヤ]

4月28日に投開票された衆議院の3つの補欠選挙で、自民党が全敗した。
保守王国とされる島根ではじめて議席を奪われたこともあり、
岸田政権に痛手、
立憲民主党は勢いを増す、
といったとらえ方がされている。

しかし、ちまたの空気からは、
熱狂、といった空気はまったく感じられない。
高揚感もまるでない。

その冷めた感じがよくわかるのは投票率。
3つの選挙区はいずれも過去最低。

島根1区の投票率は54.62%で2021年の衆院選を6.61ポイント下回り、
東京15区は40.70%と、21年を18.03ポイント下回り、
長崎3区は35.45%で、21年を25.48ポイント下回った。

もちろん、補欠選挙は全国一斉で行う総選挙より投票率が下がる傾向がある。
だから、過去最低といってもそこまで悲観することはないが、
それにしても大きな盛り上がりがあったわけではないことがわかる。

ウクライナや中東で深刻な紛争が勃発していて、
中国との付き合い方も年々難しくなっていく。
国際情勢は厳しさを増している。
日本経済はデフレを脱しそうだが、
その一方でインフレや円安に翻弄されている。

そうしたなか、補欠選挙の争点は「政治とカネの問題」。
それが大切、という意見もあるだろうけれど、
それだけでいいのかしら、とも思う。
それ以外のことも言っていた、
のだと思うけれど、
伝わってきたのはそのことばかり。

政治の世界において、
高揚感を持てるような議論はついぞなされていない。
だから選挙結果がどうあれ高揚感は生まれない。
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映画評 「陰陽師0」 [映画評]

山崎賢人さんが主演。
本作は2年前に撮影が済んでいたというが、
「キングダム」「ゴールデンカムイ」というビッグタイトルを掛け持ちにするなど、
大忙しの日々であろう。
本作も、山崎さんが主人公なのでなんとか回った感じである。

原作は、夢枕獏さんの手による、
平安時代に実在した陰陽師・安倍晴明の活躍を描いたベストセラー小説「陰陽師」。
映画用のオリジナルストーリーになっているという。

前半は快調な滑り出し。
今とは何もかも違う平安時代のありようも、
学校生活を送っている陰陽師の卵たちの姿も、
なかなかに惹きつける。
この感じで行ってもらえればよかったのだが、
中盤以降は完全に失速。
安っぽいドタバタ劇に落ちていった。
最後まで学園ものっぽい感じで進める手もあったと思うが。

安倍晴明とコンビを組む源博雅役に染谷将太さん。
染谷さんはしっかり存在感を出していて、
山崎さんとのバディ感もなかなかよかった。
村上虹郎さん、國村隼さん、北村一輝さん、小林薫さんといった手練れの面々が脇を固める。
これだけのメンバーを揃えて、
あのバタバタ感、グダグダ感。
もったいない。

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天皇賞 菱田騎手が夢をかなえたストーリー [ヨモヤ]

子ども時代の夢をかなえられる人って、どのくらいいるのだろう。
信じ続ければ願いは叶う、
やめなければ思いは実現する、
できないことはない、
と言ってくれる成功者は多いけれど、
それは絵空事だと誰もが知っている。
子ども時代の夢を持ち続け、実際にかなえる人は少数である。

古馬の頂点を決める春の天皇賞。
テーオーロイヤルが力強く抜け出し、GⅠ初制覇を果たした。
そして鞍上のデビュー13年目、菱田裕二騎手にとってもこれは念願のGⅠ初勝利。

その菱田騎手は現在31歳。
なんでもちょうど20年前、家族で天皇賞を観戦に来て、
競馬場の光景に衝撃を受けたのだという。
菱田騎手はこんなことを話している。

「あのなかにあるもの、すべてに感動しました。パドックでジョッキーがまたがる姿や、競馬場全体の雰囲気。特別に何がというのは難しいけど、今思うと運命を感じる瞬間でした。それまではサッカー選手だけを夢見ていましたが、とにかくジョッキーになりたいと思うようになりましたね」

その後菱田騎手は両親を説得して競馬学校を受験して見事合格、プロデビューにこぎつけた。
しかしその後も順風だったわけではなく、
GⅠでは29連敗。
昨年にはパドックで落馬し、左肩を脱臼、長期離脱を経験した。

近年は、強い馬には外国人騎手が乗ることが主流であり、
故障をきっかけに乗り替わりがあってもおかしくないところだが、
テーオーロイヤルには菱田騎手が乗り続けた。
岡田調教師が、自所属の菱田騎手で勝ちたいと願ったのだろう。
その岡田師にとっても今回の勝利がGⅠ初勝利となった。

子どもの頃に見て、騎手を目指すきっかけとなった春の天皇賞。
そのレースで1番人気の馬に乗り、
調教師ともどもGⅠ初勝利を目指す。
なんともドラマチックな展開だが、菱田騎手の騎乗は冷静かつ自信満々だった。
レース後のコメントは初々しくも力強い。

「生きていて一番うれしいです。言葉にいい表せないです。
(騎手を目指すきっかけとなった天皇賞観戦時の)20年前の自分に見といてくれ、という気持ちで乗りました。
あの時の自分にありがとう、という感じ。
直線は後ろがわからないので、一生懸命追ってました」

人が夢をかなえるストーリーには、心を打つものがある。
普段、競馬の主役は馬だが、
こんなストーリーがあるのなら人間が主役になってもいい。
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西武ライオンズ 延長戦で15連敗 [ヨモヤ]

4月28日のソフトバンク戦で、西武ライオンズが今季6度目のサヨナラ負け。
これで昨季以来の延長戦での連敗が15となった。
これは2リーグ制以降でのワースト記録。

延長戦ということは、当然のことながら同点のまま10回以降のイニングに突入しているのだから、
普通に考えて勝率は5割くらいになるはず。
悪くても4割は勝てそう。
それが15連敗。

通常、延長戦で負けるチームの問題はブルペン陣にある。
1点もやれない展開になったとき、
あとのイニングになればなるほど投手への負荷は大きくなり、
それを担える投手がいるかどうかで勝率は決まってくる。

実際、西武のブルペン陣に問題はなくはない。
去年は抑えが固定できず、
今年は抑えのアブレイユはいいものの、
それ以外の投手には不安がある。

しかし、西武の場合、問題は投手陣ではない。
敗戦のほとんどの要因は打撃陣にある。

そもそも延長戦にもつれこんでしまう理由からして打撃陣に問題がある。
投手陣がいくら踏ん張っても、1-1や2-2のままエキストライニングに突入してしまう。
さらに今年に入ってからは、延長戦では1点も取れていない。
これでは勝てるわけがない。

打てない、という心配は開幕前からあった。
開幕後の数試合は思いのほか点が取れたので今年は違うのかと期待したが、
その後はズルズルと敗戦を続けている。
首位のソフトバンクとのゲーム差は早くも9。
このままでは早々にシーズンが終了してしまう。

負け続けているとは言え、
延長に入っているということは紙一重の勝負をしていることは確か。
負けた分をやり返せれば上位進出も見えてくる。
とにかく、点を取らないと。
なんとしても、もぎ取らないと。

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滅多にホームランが出ないプロ野球のままでいいのか [ヨモヤ]

ここ数年、ずっとその傾向だが、
日本のプロ野球は投手上位が続いている。
私が応援しているパ・リーグで、よりその傾向が強い。
ホームラン数を見ると、打撃の貧困さがよくわかる。
       
ソフトバンク 23試合 ホームラン13本
日本ハム   21試合 ホームラン11本
オリックス  25試合 ホームラン 9本
楽天     23試合 ホームラン 8本
ロッテ    23試合 ホームラン 8本
西武     23試合 ホームラン12本

最もホームランを打っているソフトバンクでさえ、大体2試合に1本のペース。
楽天やロッテに至っては、3試合に1本。
個人が、ではなく、チーム全体で3試合に1本。

ちなみにチーム本塁打の最多記録は2004年の巨人の、
138試合でホームラン259本。
1試合約2本ペースで打っていたことになる。

当時とはボールも違うだろうし、
投手のレベルも違うだろう。
また、ホームランが出過ぎるのも興醒めである。
それにしても・・・。

投高打低の状況がここまでになってしまうと、
自然にもとに戻ることは期待しにくい。
少し、人為的に手を加える必要があるのではないだろうか。

飛ぶボールに変える、
バットの基準を変える、
といったことがすぐに思いつくが、それだけでは足らない可能性がある。
もっと抜本的な改正、
例えば、
マウンドを低くする、
バッテリー間を長くする、
といったことが考えられる。
そうまでしてしまうことには賛否両論があるだろうが、
プロ野球の華と呼ばれるホームランが数試合に1本しか見られず、
誰が投げても投手戦となる事態が続くよりはましかもしれない。
いい加減、考えた方がいい。

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日銀は円安を容認しているのか [経済を眺める楽しみ]

日本銀行は、26日の金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決めた。
それは予想どおりだったが、為替に関する発言が意外だった。

植田総裁は会合後の記者会見で、
「基調的な物価上昇率に無視し得ない影響が発生すれば、金融政策上の判断材料となる」
とし、
「(では、足元の円安の)影響は無視できる範囲だったのか」
と聞かれ、
「はい」
と答えられたのである。

そう答えるしかなかったような気もするが、
市場関係者からすれば、
もっと円安をけん制するようなコメントが出るのではないかと見ていたのだろう。
植田総裁の発言を受けて、
現在の円安は物価にそれほど大きな影響を与えておらず、
そのため、なんらかの手を打つ必要性を感じていない、
と日銀は判断していると見られ、、
円安に拍車をかけた。

155円が一つの節目のように見られていたが、
日銀の姿勢が伝わるともう一段の円安が進んだ。
1ドル=156円を突破し、
157円にも手が届きそうな勢いである。

植田総裁の会見時は155円だったが、これが157円となると話が変わってきているかもしれない。
一時的な意味しかないが介入があるかもしれないし、
日銀の利上げも早まるかもしれない。

時期はどんどん先送りされているが、
アメリカはいずれ利下げに入る。
逆に日銀は利上げに動く。
そうなったとき為替はどうなるだろう。
案外、どうにもならないような気もする。

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自治体職員の退職は悪いことばかりではないけれど [ヨモヤ]

「自治体職員の退職が増えている」と、ネット記事で報じられていた。
総務省集計によると、教員や警察などを除く一般行政職のうち、
2022年度に主に自己都合で仕事を辞めた人が12,501人いたらしい。
2013年度は5,727人だったらしいので、
この10年で2倍以上増加したことになる。

また、退職するのは若い層が多いようだ。
30歳未満が13年度比2.7倍、
30歳以上40歳未満が同3.1倍だったというから、
この世代が集中的に辞めていることがわかる。

入ってすぐに辞めたわけではなく、
仕事も習熟し、これから中心プレイヤーになるという段階での退職。
辞めた人にはいろいろな思いがあっただろうし、
抜けられた職場は痛かっただろう。

退職の理由は人それぞれ。
仕事がつまらない
仕事がきつい
給料が安い
成長できない
他にやりたいことができた
など、いろいろ考えられる。

自治体職場で働くのがつらい、つまらない、
一刻も早く辞めたい、
と思うようになってしまったのなら、
これはもう仕方がない。
無理に続けても、いいことはないだろう。
退職された方々が他の分野で一層力を発揮されているのなら、悪いことではない。
辞めたいのに、他に働く場所がない、
というより、辞めてもしっかり働き場がある方がいい。

ただし、やる気も能力もある職員が、
この職場には未来がない、
として辞めていくのなら残念である。
自治体は、そうした職員に選ばれる職場にしていかなければならない。

本来、自治体はやりがいがある職場である。
そのことがうまく伝わっていないのだとしたら、
やりがいのある仕事ができていないのだとしたら、
そこはしっかり改める必要がある。
いい職員から順番に辞めていく、
という状況になったら目も当てられない。

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映画評 「再会長江」 [映画評]

中国・南京に在住で、
関連のSNS総合で約1000万人を超えるフォロワーを抱えるとされる
日本人監督の竹内亮さんの手によるドキュメンタリー。
舞台挨拶があったこともありほぼ満席の客席に、
中国人のお客さんも相当数来られていた。

竹内監督は、10年前にNHKの番組で長江を撮影したのだが、
その際「長江源流の最初の一滴」にたどり着けず、後悔があったのだという。
本作は、2021年から2年をかけて行った長江6,300kmをたどる旅のドキュメンタリー。
タイトルに「再会」とあるのは、道中で10年前に撮影した友人たちと再会しながらゴールを目指すため。

映画を観て、今さらながら感じるのは、
中国の広さ、
中国の多様さ、である。
気候や風俗が土地土地によって全く違うだけではなく、
様々な民族が暮らしている。
日本の尺度ではまったく測れない。

また、この10年間の中国の変化にも驚かされる。
豊かになったというだけでなく、
人々の価値観も大きく変わったようだ。

作品は、映画というより、テレビのドキュメンタリーに近い感じ。
中国のことを知りたい、
前作のあとの変化を知りたい、
という方にはいいのだと思う。
映画的な興奮、というものを求める作品とは少し違うようだ。

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吹きまくってくれてこそネリ [ヨモヤ]

去る3月6日、
井上とネリが東京ドームで闘うことが発表された。
悪童、と呼ばれるネリがその際には妙に殊勝で、
過去にとんでもない迷惑をかけた山中慎介さんに謝ってみせたりした。

しかし、試合は試合で楽しむとして、
前段階はいろいろ煽ってほしい。
優等生ばかりではつまらない。
プロレスのレベルまでやることはないが、前景気も大切。

ネリは、そんなことを思ってくれたのだろうか。
それとも単にそういう人なのか。
井上戦が近づくにつれて、いろいろ吹くようになってきた。

曰く、
「彼の試合を見てきたが、過大評価されている。普通の平凡なファイターだ」
「私が見る限りスピードがあって、賢い。パワーもある。だが、パンチを打つときに隙ができる。そのときこそ私の出番だ」
「彼にはリスクがある。(契約に)再戦条項はない。それは彼が自信過剰だからだ。彼は楽勝だと思っているが、意外な出来事が起こることになる」
「彼らがこの戦いを受け入れたのは間違いだろう。彼らには勝って得るものは何もない。彼らは名誉のためにやっているが、この戦いに参加したことを後悔するだろう」
といった具合である。

井上の弱点についても、
「いくつか見つけている」
らしい。

スポーツは、いろいろ予想することで観る前から楽しめる。
感情を煽ってくれるとなおさら。
だからネリが元気なのは歓迎。

5月6日の本番まで、
ネリには吹きまくってもらいたい。
もちろん本番も、
強いネリを期待している。
実際、決して油断できない選手である。

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