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株は上がるもの [経済を眺める楽しみ]

アメリカの株式市場が好調である。
ニューヨーク株式市場でS&P総合500が史上初めて5,000ポイントの大台を突破した。
10年前は2,000ポイントを割り込んでいたので、
この間に3,000、4,000と大台を次々乗り越えてきたことになる。

これだけ上がると、
「バブルではないか?」
という疑問の声が上がってくる。
実際、予想利益に基づく株価収益率(PER)は20倍近辺となっており、
これまでの平均の15倍から比較するとやや過熱感がある。

それでも市場では楽観視する意見が多いようだ。
実体経済が強いことに加え、
FRBによる利下げも見え始めているからだろうか。

私の朝は、テレビ東京系の「ニュースモーニングサテライト」で始まる。
2月9日の番組内でもアメリカの株高が伝えられたのだが、
出演されていたマネックス証券の広木さんは、
「株は上がるもんなんです」
と断言されていた。
だから、そんなに騒ぎなさんな、ということだろうか。

日本の株式市場だけを見ていると、
「株は上がるもの」
と言われても眉唾だが、
アメリカだけではなくほとんどの国で株は上がっている。

もちろん、下げることもある。
特に、2008年の金融危機や2020年のコロナショックのような時期には、
大きく値を崩すことだってある。
しかし、歴史を紐解くと、これまでの危機はすべて乗り越えられてきた。

株は上がり過ぎ、きっと下がる、
と思っておられる方も大勢おられるだろう。
そういう見方もあるし、実際そうかもしれない。
ただし、常に悲観的なとらえ方をしていては機会をつかまえることはできない。
せっかく目の前に機会があるのに。

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