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映画評 「怪談レストラン」 [映画評]

5歳の娘にせがまれ、「怪談レストラン」を観に行った。
「カラフル」と違って大した期待もしていなかったのだが、その期待度の低さを裏切らぬ残念な出来栄え。
工藤綾乃さんのファンに限っては、彼女が出ずっぱりなので納得感もあるかもとは思うが、それ以外の方は、ちょっと・・・。

さて、この映画を観て思い出したのは「学校の怪談」シリーズ。
いい映画だったなあ。
私は、1も2も大好きだった。(3の印象はあまりない)
監督の平山秀幸さんは、このシリーズのあと「愛を乞う人」で映画賞を総なめにされた。

つまり、何が言いたいかというと、こうした題材でもいい映画は作れるということ。
子ども向けの枠のなかで、子どもを心底怖がらせない程度に怖がらせ、ちょっと笑わせて、そして、ストーリーをしっかり築き、大人も納得させる。感動さえさせる。
それは不可能事ではないのだ。

「怪談レストラン」のスタッフは、そもそも「いい映画を作ろう」という基本的な意思さえ放棄されているかのように感じられた。(「カラフル」には、最低そこはあったように思う。結果は散々だったが)
それは残念である。
子ども向けだから、を言い訳にしていたのだとすれば、そもそも映画作りに携わらないでいただきたい。
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