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NECの正念場 [経済を眺める楽しみ]

NECの低迷が続いている。
ほんの短い期間ではあったが、以前お世話になった会社なので、他人事とは思えない。
心配である。

NECの12年3月期連結決算の業績予想によれば、税引き後利益は11年10月時点に予想した150億円の黒字から、1000億円の赤字に引き下げたとのことである。
黒字額が多少減ったというのならともかく、1000億円もの赤字に転落とあっては、株価が急落するのも仕方がない。
ITバブル当時3500円ほどもあった株価が、今は150円程度。
株価の下げの目安は、「半値八掛け二割引」などと言われるが、それで計算しても1000円は超えているところ。150円ともなると、最高値の20分の1以下である。
もちろん、他のIT関連企業も軒並み最高値の何分の1かに下がってはいるのだが、NECはそのなかでも相当に厳しいと言わざるを得ない。

不振の原因は、欧州危機やタイの洪水というが、NECの低迷は今に始まったことではない。
もっと構造的なものがあると考えるのが自然だろう。

これから伸びる分野は、スマートグリッドやクラウドであると予想されている。
これらは、本来ならNECの得意分野である。
市場をリードしていってもらいたい。
NECの総合力なら、それが可能なはずである。

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