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任天堂の底力を見たい [経済を眺める楽しみ]

任天堂の業績が悪化している。
年末商戦では、3DSの健闘も伝えられたのだが、本年度は赤字に転落するようだ。
営業損益や純損益の赤字は、1981年の連結決算公表から初めてだという。
これを受けて、株価も急落。一時、約8年ぶりに10,000円を割り込んだ。

任天堂と言えば、日本が誇る優良企業である。
ファミコンやゲームボーイで子ども達の生活習慣を変え、DSでは大人もがっちり取り込んだ。
ソニーやマイクロソフトといった世界の超大企業に対し、京都のおもちゃ屋が一歩も引けをとらない姿は、見ていて爽快であった。
ほんの4年ほど前、2008年には株価は70,000円からあったのだから、そこからも落ち方はかなりの急角度である。

不振の原因は円高のほかに、スマートフォンやネットゲームとの競合が言われている。
確かに、スマホがあれば、暇を潰すのには全く苦労しない。
アップルの勢いは増していて、ソーシャルゲームもぐんぐん伸びている。
外部環境は、必ずしも任天堂に追い風ではない。

しかし、任天堂ならやってくれると思う。
知恵で勝負できる会社である。きっとここから巻き返してくれると信じたい。
任天堂は、ソフトパワーで世界と闘おうとする日本の象徴的存在でもある。
今年の反撃に注目である。
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