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世帯の人数が2人を割り込む時代 [ヨモヤ]

東京都の調査により、1世帯あたりの平均人数が初めて2人を割り込み、1.99人になったことがわかったという。
世帯の平均が、2人を割り込む。
1世帯2人以下が平均という状況に、軽いショックを受けた。

大きな原因は、高齢者の一人暮らしが増えているためで、都は「減少傾向は続く」と予測しているとのことである。
都が調査を始めた1957年当時の、1世帯当たり4・09人とは、まさに隔世の感である。

この状況は、都市に限定されたものではない。
総務省の調査によれば、昨年の全国平均は2・36人だったというから、東京とそんなに変わらない。
最低は東京だったらしいが、2番目に低い北海道との差はわずかである。

それがいいとか悪いとかではなく、すでに家庭の風景は激変したのである。
お父さんお母さん、子どもが2人か3人、おじいさん、おばあさんも一緒に住んでいる、という家庭は、今や非常にまれな存在である。
家庭環境の激変は、あらゆる社会状況に影響を与えているに違いない。

「だからこそ、つながりを大切にしなければならない」
とは思うのだが、あまり家族関係を広げたくないから少人数世帯としているものとも考えられるから、ことはそう単純ではない。
地域で支えあっていける仕組みが理想だが、これは言うほどやさしくはない。
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コメント 2

葦立 茂蔵

どうすれば良いと思われますか。
by 葦立 茂蔵 (2012-03-17 09:54) 

淋

この流れを政策によって止めることは非常に難しいと思います。
ただ、国としての将来像を描き、そのための設計をすることは大切かと考えます。
そして、そこが揺らいでいるように見えます。
by (2012-03-18 09:10) 

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