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シャープのカムバックに期待 [ヨモヤ]

私が中高生だった頃、シャープという会社のイメージはそれほど高くなかった。
有名企業ではあったが、ソニーやパナソニックと比べるとブランドの力はあまり強くなく、機能は少し劣るがその分安く商品を売っている会社という認知のされ方をしていたように記憶している。

それが、液晶に特化するようになって、がらりとイメージが変わった。
三重県の亀山工場の知名度も高く、大画面テレビと言えば液晶、液晶と言えばシャープ、と呼ばれるような存在になった。
液晶テレビでは、指名買いをされた方も多いのではないかと思う。

そのシャープが苦しんでいる。
国内液晶テレビの急激な悪化、携帯電話の不振などで、本年度は2,000億円を超える過去最大の赤字に落ち込む見込みなのである。
もちろん、円高の影響も大きい。
特にシャープの代名詞のようになっていた液晶テレビについては、価格の急激な低落が続き、ビジネスとしての継続が難しくなりつつあるようだ。

この苦しい時期に、社長の交代が発表された。
現経営陣の責任を明確にするとともに、新しいリーダーを迎える必要性からの措置であろう。

シャープには、復元力があると信じている。
しぶとく生き抜き、勝ち残っていく企業であると感じている。
大きな成功の後の、その反動を含めての落ち込みは、挽回するのがなかなか苦しいと推察されるが、シャープという会社のDNAは、こうしたときにこそ活きてくるのではないだろうか。
来期意向の巻き返しに期待したい。
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コメント 2

葦立 茂蔵

液晶(電卓)戦争を勝ち残って来た歴史を見るとそう思いますし、何より創業者の早川徳次氏は関東大震災で、それまでの事業を無くし、妻子も亡くされながら、大阪で再度現在の事業を立ち上げた方ですから。
これからも是非頑張って欲しいものです。
by 葦立 茂蔵 (2012-03-17 09:45) 

淋

シャープやカシオといった会社の復元力に期待しています。
by (2012-03-18 09:09) 

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