まあ、快挙 ～ＰＰＡＰがビルボードチャート入り～

日本人アーティストにとって、アメリカで売れることは長年の悲願である。
これまで幾多のアーティストが挑戦しては、はね返されてきた。
言葉の壁がないものと思われた宇多田ヒカルでもダメだった。

最近では、ＢＡＢＹＭＥＴＡＬの活躍が目覚ましい。
今年、彼女たちのセカンドアルバムがアルバムチャートで３９位にランクインしたが、トップ４０入りは本当に至難の業である。

そんななか、「ピコ太郎」の動画「ペンパイナッポーアッポーペン（ＰＰＡＰ）」の音源が、ビルボード総合チャートで７７位にランクインしたというニュースが飛び込んできた。
日本人でトップ１００に入ったのは、９０年に松田聖子が米歌手ドニー・ウォルバーグと歌った「ザ・ライト・コンビネーション」（５４位）以来２６年ぶりとのことだが、こちらは聖子ちゃんの力というよりデュエットしたドニーの人気によるものと思われる。
そう考えると、ピンで１００以内に入ったピコ太郎のすごさがわかる。

ビルボードはチャートの算定にネットでの人気も加えているというから、それがこの順位に反映されているのだろう。
何しろ音楽関係の動画では、世界１の再生回数だというのだから。

ブレイクのきっかけが、人気歌手ジャスティン・ビーバーのツイッター投稿だったというのはよく知られているところである。
しかし、ジャスティンがツイートすれば全部大ブームになるというものでもない。
ＰＰＡＰが人に刺さったのだろう。

もちろん、一発屋であろう。
にしても、世界規模の一発屋となったから箔が違う。
一発屋オールスターズの中でも、ひときわ光り輝く一発である。
まだ一発屋と決まってないが。