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何度でも書くが、高校野球の球数制限に反対である [ヨモヤ]

このブログで再三取り上げたことであり、
私などが声を上げてもどうにもならないことはわかりつつ、
やはり書いておこうと思う。
私は高校野球の球数制限に反対である。
日本高校野球連盟が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」の第3回会合が開かれ、
具体的な投球数制限の内容について、7日間で500球以内の制限をかける方向で議論がまとまったという。
この機会に、何度目になるかわからないがこの件についての意見を書く。

そもそも、当事者、つまり高校生たちが望んでもいないことをなぜわざわざするのだろう。
なぜ望んでいないとわかるかというと、以前にも参考にしたが、各種アンケートが行われているからである。
例えば、
「今年の選抜出場32校に、東京新聞が聞いたところ、『制限を設けるべきだ』と答えたのは一校にとどまった」
「山形県高校野球連盟が行った球数制限に関するアンケート結果では、賛成は1割にとどまった」
「高校野球の投手の球数制限について、福岡県高校野球連盟が今春に実施したアンケートで、野球部員の87%が『反対』と回答した」
といった具合である。
9割方の高校球児が反対しているということはまず覚えておきたい。
高校生たちが悲鳴を上げている、というのなら考えるべきだろうが、大多数の選手が球数制限など求めていないのが現状である。
だって、そりゃそうだ。
そんなので負けたら悔いが残る。

一体、球数制限で誰を守ろうとしているのだろう。
甲子園に行きたい一心で、仲間と汗を流している選手たちにとって、
球数制限など余計なことでしかないのに。
健康第一、というが、怪我をしたくないのなら、図書館で本を読むという手もある。
将来が大切、というが、甲子園より大切な将来がどこにあるのだろう。

球数制限が導入されたら、一層公立校・無名校が不利になるのも自明である。
いつも同じ学校が代表になる甲子園。
それで、誰が喜ぶのだろう。
それで、すそ野が広がるだろうか。
それで、子供たちが夢を見られるだろうか。

はっきりさせておきたいのは、
「球数制限をしたがっているのは大人だ」
ということである。
「大人が、大人の事情で、大人の都合でやりたがっている」
ということである。
なんのために?
さあ、責任を取りたくないからだろうか。

私は、投球制限に反対である。

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