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「半沢直樹」は今回を有終の美としてほしい [ヨモヤ]

私事だが、滅多にドラマを見ない。
今年の7月から「半沢直樹」を見始めたが、
その前に見たドラマは2013年に放送された「半沢直樹」だった。
ちなみに、さらにその前に見たのは2008年に放送された「ルーキーズ」。
なぜ見ないのか?
時間がもったいないからである。
だって、評判のドラマを見ても、私にとってはちっとも面白くないんだもの。

そんなドラマが苦手な私だが、前回に引き続き今回の半沢も楽しく見た。
家族揃って、ワーワー言いながら。
作り手の熱や本気が伝わって引き込まれた。
テレビ関係の人が視聴率低迷の原因として、
「価値観が多様化してドラマが見られなくなった」
とよく言うがそうではなかった。
見てもらえるようなドラマを作っていなかったのだとはっきりした。

しかし、7年前に今回の内容が放送されていたらどうだっただろう。
おそらく、続編を見る気にはならなかったと思う。
今回のシリーズは、あまりいい意味ではなくマンガだった。
ありがちな展開、型にはまった人物設定、わかりやすいオチ。
役者の皆さんの大げさな演技は、
これはこれで十分楽しめたし、プロの力も伝わってきたが、
脚本や演出の弱さをカバーするもののようにも感じられた。

もちろん、前回が素晴らしすぎたのだろう。
今回はその遺産でギリギリ走り切った感じだった。

この流れで、もし続編を作ってしまうと、よくないことが起きる予感がする。
悪役はなんだかしらないがとにかくとことん悪役で、
存在もどんどんどんどん強大化して、
演技もセリフも大げさになって、
銀行員らしい仕事は全くしなくなって。

続編が作られ、前作に勝るとも劣らないムーブメントを起こした。
「半沢直樹」は、ドラマの世界で不滅の金字塔を打ち立てたと言っていいだろう。
もう十分だと思う。

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