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経済逆風下でも企業の採用意欲は強い [経済を眺める楽しみ]

多くの経営者、識者が、2022年は明るい年になると予想していた。
コロナの影響が薄れ、
海外との交流が復活し、
リベンジも含め消費が活性化すると見込まれたからである。

しかし、ここまでのところはその目算がすっかり外れている。
コロナは収束するどころか、これまでで最大の感染者数となり、
ウクライナ問題という巨大な地政学的リスクまで発生してしまったからである。

市場を眺めても、
株価は年初から低迷を続け、
為替では円安が進んでいる。

ただ、そうした状況にあっても、企業の採用意欲は衰えていないようだ。
共同通信社の主要117社に対する新卒採用に関するアンケートによれば、
22年度実績や見込みから増やすと答えた企業は42%に上り、
1年前の前回調査から25ポイントも上昇したというのである。
減らすとしたのは9%だけだったらしい。

もちろん、採用したいとは言っても誰でもいいわけではなく、
雇用のミスマッチが起きるのは避けられない。
そうだとしても、雇用が減らない見込みであるのは、
経済にとっても若者たちにとってもいい話である。

人口が減る、
とりわけ若者が減る、
というのは、国力の点で非常なマイナスである。
ただし、
一人ひとりが一層大切にされる、
一人ひとりが一層重要になる、
というプラスの面もある。

厳しい環境の中、就職活動に臨む若者たちは、大きな不安を抱えているだろう。
しかし大丈夫、きっと大丈夫。

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