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映画評 「湯道」 [映画評]

フジテレビ製作の映画。
いかにもそれらしく、豪華キャスト総出演の体。
主演級の3人に、生田斗真さん、濱田岳さん、橋本環奈さん、
銭湯の常連客に、小日向文世さん、天童よしみさん、戸田恵子さん、寺島進さん、笹野高史さん、吉行和子さん、
湯道を究めようとする人たちに、角野卓造さん、柄本明さん、窪田正孝さん、
その他、厚切りジェイソンさん、クリス・ハートさん、ウエンツ瑛士さん、
朝日奈央さん、藤田朋子さん、生見愛瑠さん、夏木マリさん、吉田鋼太郎さん。

ストーリーもフジテレビ製作らしく、
薄味でてんこ盛り。
あれやこれやいろいろあったのに、
観終わった瞬間に消えていく感じ。

脚本は、「湯道」を提唱されている小山薫堂さん。
監督は、「HERO」シリーズなどの鈴木雅之さん。
わかりやすく安心して観られる映画として作られた。
これはこれでプロの仕事とも言える。

テレビ局製作の映画でも、よくできた作品は少なからずある。
もちろん「あれ?」という作品の方が多いけれど。
だから、ひょっとしてを期待したのだが、
本作は典型的なテレビ局製作映画。
毒にはならないけれど、
薬にもならない。
刺さるところがない。

お勧めできるとしたら、窪田正孝さんのファンの方々に対してかしら。
役柄はヘンテコだが、鍛え上げられた肉体を見ることができる入浴シーンが素敵。

「まあ、そうなるよな」
と誰もが思っているところに落ち着くのだが、
それが気持ちいいわけでもない。
この何にも残らない感じがフジテレビムービーだと言えばそうだが、
なんだかもったいない話である。
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