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29,000円は固まったか [経済を眺める楽しみ]

ちょうど一月前の4月16日、
「28,000円は固まったか」
と題したブログを書いた。
https://matoko.blog.ss-blog.jp/2023-04-15-1

そこでは、
まずは28,000円台を固めて29,000円へ、
そして今年中の30,000円台があっても驚かない、と書いた。
それから1月経ち、
5月12日の終値は29,388円。
この1月で1,000円ほど上昇したことになる。

28,000円を固める間もなく29,000円へ。
ちょっと上昇ペースが速すぎる感があるので、
スピード調整が必要ではないかとの声がある。

また、アメリカやヨーロッパが利上げを続けており、
今年・来年と景気が下降することが見込まれていることから、
株価もつれて下がるのではないかと見ている方もおられる。
もちろん、そうなる可能性もあるのだが、
景気が悪くなるから株価が下がる、と見るのは短絡的に過ぎる。
コロナ禍で世界中の経済指標が過去最大クラスの暴落となった2020年に株価が急騰したように、
景気と株価が常に正の相関関係を持つわけではない。
なので、今の段階での株価上昇をそれほど奇異に受け取る必要はない。

今般の株価の上昇を支えているのは、好調な企業業績。
上場企業の2023年3月期決算は、過去最高水準になるようだ。
円安は逆風という意見も少なからずあったが、
こと上場企業の決算においては、トータルで見ればマイナスではなかったようだ。

2024年3月期決算については厳しめに見る分析も少なくないが、
収益が下がれば必ず株価が下がるというものでもない。
また、毎年のように厳しめに見込み、毎年のように外している方もおられるように感じる。
根拠のない楽観はよくないが、
なんでも悲観していては機会を逸する。

現状は、日本株への過小評価を見直している段階にあるのではないかと感じる。
と考えれば、ぐいぐい伸びていく勢いまではないとしても、
急に失速することもないのではないか。
29,000円から30,000円あたりは、ちょうど居心地がいいような感もある。

まずはじっくり29,000円台を固める感じがいいような気がするが、
あっという間の大台突破もあり得る
それも頭に入れて、相場に向かおう。

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