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映画評 「PLASTIC」 [映画評]

本作は、名古屋学芸大学が製作した映画だそうだ。
それでいて小泉今日子さんをはじめ名の知れた俳優さんも出演され、一定のメジャー感もある。
であればなおさら大学製作だからと遠慮せず、しっかり評価するのが礼儀だろう。

音楽映画は好きなジャンルであり、
疾走感ある姿を描く作品かと、
期待を持って観に行った。
若い感性も楽しみだった。
実際、最初の3分くらいはそれなりに面白かったのだが、
ピークはそこあたり。
あとは見事なほどの下り坂。
しかも途中で持ち直すことのない、一本調子の下り坂。
2時間足らずの作品なのだが、
どれだけ時間が経っても終わらない感覚に陥ってしまうような、
長い長い105分間だった。
映画の終了時点が退屈のピークというある意味稀有な作品。

小泉今日子さんや尾野真千子さん、とよた真帆さん、
といったメジャーどころの女優さんを使う意味はどこにあったのだろう。
それぞれがほぼ意味のない役柄を与えられている。
このキャスティング一つとっても、映画に正面から向き合っているとは思いにくい。

主演は、小川あんさんと藤江琢磨さん。
脚本のせいなのか、演出のせいなのか、なんなのか、
このお二人にも魅力を感じられず。
特に、藤江さんについては年齢設定も含め、キャスティングしたこと自体がどうだったのかしら。

これでせめて音楽がよければだが、
そこもピンと来ず。

いろいろな映画が公開されているなか
「PLASTIC」という作品を選んで観に行った。
その選択に後悔はない。
後悔はないのだが・・・。

https://plastic-movie.jp/index.html


タグ:Plastic
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