SSブログ

官僚に力はあるだろうか? ~石原都知事の会見で思う~ [ヨモヤ]

東京都の石原知事(すでに元知事というべきなのだろうか)が、辞任を表明された。
そして、そのなかで痛烈に官僚を批判されている。
例えば、
「東京として国家との摩擦の中で感じてきたことは中央官僚の独善」
「発想力がないことが欠点」
「自分で責任を持って判断し、解決しようとしない」
などである。

うなずかれる方も多いと思うが、官僚の力を過大に見積もるのもどうかとは感じる。
石原氏は、いろいろなことを了解されたうえで、わかりやすく官僚批判をされているのだと思うが、近年感じるのは、官僚の小粒化であって、支配の強化ではない。
震災時の対応を見ても、驚くほど機能しないとは感じても、この機会に勝手に国を作り直そうとしている、などといった大風呂敷はまったくうかがえない。
代わりに見えてくるのは、ちょこちょととした復興予算の独自解釈での流用くらいである。
小さい。

確かに、官僚のありようには問題がある。
当事者の官僚の方々も、そう感じておられるはずだ。
しかし、国を思うがままに動かしている、という感覚とはかなり違う。
むしろ、不作為の罪の方が大きい。
どうあるべきか、その方向性を見出していかないと、マイナスばかりになってしまう。
nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 1

葦立茂蔵

最近の企業のサラリーマン社長と同じですな。
by 葦立茂蔵 (2012-10-27 18:22) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0