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いまだに根強い「紅白」ブランド [ヨモヤ]

日本の大みそかと言えばNHK紅白歌合戦である。
ずっと前から変わらない。
栄枯盛衰激しいテレビ界にあって、何十年間も変わらぬ注目を集めているというのはすごいことである。
もちろん、かつてのように80%もの視聴率を稼ぐお化け番組ではなくなったが、それでも40%以上の人がチャンネルを合わせるのだから驚きである。

失礼ながら毎年思うことは、
「よくこのメンバーでこの数字が取れるな」
ということである。
各民放で行われる年末の特別番組の方が充実したメンバーであるように思える。
誰が出ているかに関わらず、大みそかに紅白を見るということは、もはや日本人にとっては習慣となっているということだろう。

ここで出場歌手の発表があり、一喜一憂が報じられている。
この日に至るまでにも、各種マスコミで、「あの人は落ちそう」「あの人が復活しそう」などと延々と前景気が盛り上げられていた。
この騒ぎも例年同様で、紅白ブランドの根強さがうかがえる。

初出場は、
紅組は、大原櫻子、Superfly、乃木坂46、μ’s(ミューズ)、レベッカ、
白組は、ゲスの極み乙女。、BUMP OF CHICKEN、星野源、山内惠介、三山ひろし
の計10組だが、出場者以上に注目されたのは、いわゆる「落選組」。
今年は特に紅組の選考に話題が集まり、SKE48、HKT48、ももいろクローバーZといったアイドルグループに加え、根強い人気を持つきゃりーぱみゅぱみゅや水樹奈々も出場を逃した。
こうした選考はマスコミにとっても意外だったようだ。
確かに出場を決めた方々と比べて、落選された方々の活動が劣っていたようには思えない。
しかしまあ、決めるのはあくまでもNHKであり、いろいろな事情もあるのだろうから、あまり目くじらを立てても仕方がない。
別に優劣を決めているわけではないのだから。

私は毎年、
「つまらないなあ」
と思いながら、案外紅白を見てしまう。
照明や舞台セットやダンスや演出などが、練りに練られていてうならされることも多いからだ。
出演者とはあまり関係なく。

ブツブツ言いながら、紅白を眺め、一年の終わりをそこはかとなく感じる。
そうすることが、体に埋め込まれてしまったかのように。
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