着々とキャリアを重ねるＢＡＢＹＭＥＴＡＬ ～ レッチリとガッチリ ～

日本のメディアに登場する回数はそれほど多くないが、ＢＡＢＹＭＥＴＡＬは着々とキャリアを重ねている。
2ndアルバム『METAL RESISTANCE』では、
イギリスのアルバムチャートで15位、
オーストラリアで7位、
アメリカでも39位、
と、日本人としてはかつてないほどの成果を収めた彼女たちであるが、歩みは止まらないどころか、さらに先へと進んでいる。

ひょっとしてご存じない方もおられるかもしれないが、ＢＡＢＹＭＥＴＡＬは「アイドルとメタルの融合」をテーマに結成された女性３人組メタルダンスユニットである。
基本、３人組なのだが、バックで演奏する神バンドも含めてＢＡＢＹＭＥＴＡＬと考えた方がいいと思う。

昨年から彼女たちは、世界最強のロックバンドと言われるレッド・ホット・チリ・ペッパーズのオープニングアクトを務めてきた。
４月２９日が、最後の公演となったらしいのだが、そのステージに感謝の気持ちを込めてなのか、レッチリのメンバーが参加している。
レッチリの面々は、自分たちの出演前にもかかわらず、神バンドに合わせてガッツリ白塗りして登場し、ノリノリの演奏を繰り広げた。
世界的スーパースターとのコラボだが、彼女たちは決して臆することなく、堂々たるステージぶりを披露。
YouTubeの映像を見ると、客席も大きな熱狂で応えている。
https://www.youtube.com/watch?v=HM9WJCiT25s&t=121s

彼女たちは、日々とんでもない緊張感の中でパフォーマンスしている。
もともとクオリティの高さには定評があったが、さらに磨きがかかっていることだろう。
のほほんとした環境で演奏している凡百のロックバンドとは次元の違うところに到達しかねない。
ＢＡＢＹＭＥＴＡＬがどこまで行けるのか。
彼女たちがどんな存在になるのか。
同時代に生きているものとして、しっかり見ていたいと思う。